従業員満足を調査するには?

こんにちは!
アルバイト活用コンサルタントの
植竹剛です。

前回、オーナーとのやり取りで「アルバイトに聴く時間が取れない」
という声をよく耳にします。

そうすると店長に指示・依頼が飛びます。

そして店長が調査をしてみますが、本音が出てきていないような
気がするという意見が大半を占めます。

これはかなりの重症です。第三者の介入が必要になります。

従業員満足度の調査の基本
1.新人の目
同じ環境に1ヶ月もいれば、ここは直さないとという気は薄れる
気づきにくくなるものです。
環境や物に関する項目は「まっさらな目」で調査をします。

2.ベテランの目
長年勤めてくれているアルバイトさんは人間関係や
社員の本当のやる気など良く分かっています。
つまり、新人さんの目では到底理解できないことを
分かっています。

大きく分けて、この2つの視点で調査をしていきます。

入社して1週間くらいの方にインタビューします。

調査員:「面接やオリエンテーションで何か驚いたことはありますか?」

新人 :「休憩室や従業員用の冷蔵庫がとても汚かったです」

調査員:「他にはどうでしたか?」

新人 :「ロッカーが共同で、貴重品は事務所に預けるルールが今でも嫌です」

調査員:「なるほど・・・」

また、ベテランさんにはこんな聴き方をします

調査員:「長年勤めてこられた一番の理由は何ですか?」

ベテラン:「仲の良い子たちが多いことですね。新人さんもかわいいので
お世話をして、ありがとうと言われるとそれがモチベーションに
なります」

調査員:「他には?」

ベテラン:「正直言って、辞められないというのが本音です。
今、私が辞めたらこのお店は開店も閉店もできないからです」

調査員:「どうしてそう思うのですか?」

ベテラン:「店長以外の社員の方が仕事を覚えてくれないからです。
その割にかわいいアルバイトさんには甘くて、良い関係に
なって、バレて、すぐに他のお店に異動していくんです」

従業員満足度を向上させるには、さらに具体化していき、3種類に分類します。

1.本来手を付けていくべきことに優先順位をつける
2.簡単に着手できることから優先順位をつける
3.予算・経費の掛からない順番で優先順位をつける

私がコンサルティングを行う場合は、このように3つほど提案して
選択をしてもらいます。

実は、私にすれば1・2・3のどれでも良いのです。
改善活動を始められれば、この店舗は良くなるからです。

次回も従業員満足の向上につながる活動についてお話ししていきます。

アルバイト活用コンサルタント
植竹剛