繁盛する訳を考えた ~味奈登庵 総本店~

横浜市を中心に17店舗を展開する味奈登庵の総本店。実は当社事務所から目と鼻の先にある。距離およそ13m。笑うくらい近い。

 

 

開店2分前に並び1名

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総本店が発祥の地かは分からないが、なんだか格上の気分になる。100回は来店していると思うが、取材をしようと思ったことはないので、いつもとはちがう気持ちで入店^^

 

 

飛沫防止の仕切り板が設置されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開店直後なので、テーブル席に案内される。ちょっとうれしい気分になる。

 

 

味奈登庵が有名になったきっかけの「アレ」をオーダー。頼むのは初回来店以来だ。そして「アレ」はやってきた。

 

 

もりそば富士山盛り。561円(税込)はやすい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナ禍ではなく、にぎやかなランチ時にこの「富士山盛り」を頼み、運ばれてくるまでかなりの注目を浴びる。「おい~、頼んだのか~」「お、やるなぁ」「え~なにあれ~」

 

なにって、そばだよ。

 

 

ちょこの高さとそばの高さをくらべて見てほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通ぶって、こんなこともしてみる。

 

 

山頂にワサビ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもこれは軽い現実逃避でもある。「食べきれるのか」

 

 

満腹中枢が目覚める前に、完走しなければならない。(前半は飛ばしていこう)と心の中でつぶやいたのだが、次の瞬間、夢で終わることに気づいた。今週、ワタシ、親不知を抜歯して、取れなくて、切開して、縫合してた・・・。

 

 

つまり、鎮痛剤が効いているだけで、すべての歯をつかって、ガシガシ食べられない状態。ただでさえ、キツい量なのに、早食い駆け抜けは叶わず、腰を据えなおした。しかし、ここで箸が完全に止まった。

 

 

約1人前は残ってるよね・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

箸で蕎麦を寄せてよせてヨセテ。右前腕しか筋肉を使っていない。「ふー」とため息。この挑戦って楽しいのか?と自問してしまった。意を決してラストスパート。

 

 

何とか完食。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

味奈登庵がなぜここまで繁盛しているのかを改めて分析してみた。

 

 

・昼来店をきっかけにして、夜飲みの二部構成でお店の経営を考えている。

└これは、メニューの多さが物語る。

└老若男女問わず、お酒が飲める、飲めない問わず楽しめる。

└ファミレスの要素がふんだんにある。

 

メインメニュー。品書きの下に「青っぽいマーク」は富士山のアイコンで「富士山盛りOK」のしるし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店舗紹介に看板メニュー。

 

 

 

 

 

 

 

 

夏季限定にキッズメニューも。

 

 

 

 

 

 

 

 

まだまだあるぜ。甘味処にもなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

酒の肴にも夏季限定。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本酒利き酒盆は心躍る親父も多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

「そば処の酒林」とは一本取られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだあった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルコール類・アテも充実。

 

 

 

 

 

 

 

 

夜も来たくなる理由がここにある。

 

 

 

 

 

 

 

 

かき氷もあるんかい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・男性が喜ぶ量に設定されている。

└男性大盛り、女性普通。女性がきつくなり男性がフォロー。こんな画がいつも見られる。

 

・蕎麦を始め、「そんなにこだわり切らない」ということがウケている。

└サイゼリヤが代表的。

 

・14-17時も開いている

└ちょっと昼時のタイミングを失うことが多いサラリーマン。オフィス街でもあるので、終日営業はうれしい。

 

・おばちゃん(おねえさんもいる)接客集団がおもしろい→コミュニケーション力高いのでリピにつながる

└「は~い、すみませ~ん、はい、すみません」とイントネーションを変えつつ2回連呼するスタッフの方がいらっしゃると、私はツボにはまる。

 

 

まだあるとは思うが、再来店したい要素が1つだと実際の再来店確率は●%、2つなら◎%、3つなら100%と考えてみるのもお店経営・運営で面白いと思う。

 

 

株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛