麻雀荘 スタッフはお客様役を兼務?

こんにちは!
アルバイト活用コンサルタントの
植竹剛です。

今日は友人に誘ってもらって、
前職時代の業界セミナーに行ってきました。

顧客の囲い込みをテーマに心理的な作用を
研究されていました。

勉強させていただきました!

それでは今日も元気よく行きましょう!

今日のお話は麻雀をされる方にとっては常識で、
されない方は「へ~っ」という内容です。

皆さんは麻雀荘(まぁじゃんそう)に行ったことはありますか?
行かれたことがない方のイメージは・・・

■ タバコの煙がモクモク。
■ 怖そうなオジさんたちが真剣な顔をしてる。
■ スタッフの方も何か過去がありそうな・・・

そんなイメージの方も多いと思います。


確かに、場所柄ではそのような店舗も残っています。
でもけっこうな確率で、「女性」プレーヤーがいます。

「女流麻雀士」という方も増えています。ゲームセンターの
オンライン麻雀ゲームの販売促進物にも見かけます。

競馬界と同じで少し前の時代から「女性をターゲットにした戦略」は
有名で、他の業種でも欲しい顧客層です。

イメージ戦略が功を奏したのか、スタッフさんにも
多くの学生さんがアルバイトとして働いています。

実は今回、題材として取り上げた理由は
「麻雀荘のスタッフがお客様役をする」
ということです。

なかなかこのスタイルはないと思います。

カジノはディーラーとプレーヤーで立場が違います。
競輪・競馬・オートレース等もご存じのとおりです。
パチンコもそうです。

スタッフが全員お客様役をしてしまっていて、飲み物や
軽食を作ったり、お客様の所まで運ぶことができなくなる
時があります。

お客様は怒らないのでしょうか?怒っている方はあまり見ません。
「じゃ終わってからでいいや」と、すごく寛大です。

サービス業の目線から見ても、とても興味があります。
飲食代としての売上を損失してしまう可能性もあるからです。

でもここにはお客様がスタッフの方への「見えない配慮」があるのです。
なぜなら、「機械的に処理をするお客様役」ではなく普通のお客様と
一緒のリスクを背負っているからです。

つまり「ゲーム代は自腹」だからです。

関西地方の一部では3人で行うルールもありますが、
基本的に麻雀は4人で行うゲームです。
でも、お客様は1人でご来店される方もいます。

そんな時、お客様が3人しかいないと、スタッフが4人目になるのです。

気を遣っている場面もありますが、常連さんと
遊技しているスタッフはお客様とまったく同じです。
楽しそうに、くやしがったり、してやったりの場面も。

時々、「パシーン!」とテーブルに牌を置くときの音が聞こえます。
微妙な音の違いで、その方の感情は目視しなくても感覚でわかります。

お客様側がアルバイト・スタッフに気を遣う、ちょっと我慢する業界。
敷居の高い飲食店でも似たものがあるかもしれません。

いずれにしても、若い女性の方が一人で行くにはまだ壁がありそうです。
でも私はゲームの世界で、麻雀のルール完成度の高さは一番だと思います。
知識や技術、記憶力だけでなく感情や心理、クセまでが勝敗結果に影響を与えるのです。

私の大好きな「なごみや」の伊澤さんから教えていただいた心理学の本
「影響力の武器」と照らし合わせて、余裕があったら研究し直してみます。

本日も最後までお読みいただき有難うございました。

アルバイト活用コンサルタント
植竹剛