#150 新境地に挑む必要な心構え

皆さん、こんにちは!

株式会社チームのちから
店長養成道場 道場主の
植竹剛です。

 

昨日から夏の土用に入りましたね。
土用って、四季の切り替わり間の
18日間を指していますね。

一日遅れですが、私の最後の晩餐にしようと思ってます^^

つまり、今だと秋に向けての
いろいろな準備をする期間として
考えても良いですね。

秋に向けての私の準備は

・疲労が蓄積しているので規則正しい生活を(なるべく)する
・9月末決算に向けて準備をする
・今年を振り返り、年末までのことを考える

といったことをするようにしています。

皆さんはどのような準備をされますか?

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かつて在籍した企業では
7月20日を年に一度の
最大イベント日にしていました。

いわばこの「祭典」は3月から
プロジェクト(実行委員会)が
招集されていました。

各部門長がメンバーを推薦し、
経営会議で決定、承認されます。

毎年経営より求められることは以下3点です。
・新入社員の積極登用
→→→会社・社会に慣れるため
・入社4年未満社員のパートリーダーとして登用
→→→管理職への登用をめざしての練習のため
・課長職をリーダー(委員長)にする
→→→部門長への登用をめざしての練習のため

事業の真の成功は人材の成長である、
と言い切っている企業だけに理解できます。

でも現部門長はちょっと大変です。
そうです。「正解」を言ってはいけないのです。

こうすればもっと効率上がるのにな・・・
こうすればメンバーの理解度も上がるのにな・・・
こうすれば・・・こうすれば・・・大会です(笑)

でもグッとこらえます。

・正解を言っていたらコピーをつくるだけ
・真の正解は結果からでしか分からない

からです。

確かにこのプロジェクトは重要度高。
でも緊急度も高い案件は通常業務
として毎日発生します。

いわば「二足のワラジ」を履くことになります。

正直、寝る時間を削る日々です。

私も課長職時代は「オレ、倒れるかも・・・」と
思ったこともあります。(結果は倒れませんでしたw)

毎日終電を見過ごしながら
夜食のおにぎりをパクつきながら
メンバーとワイガヤ準備をしていました。

懐かしい・・・(笑)

そうなんです。
朝から日中までは通常業務。
店舗経営企業の本部社員ですが
イレギュラーも結構起こります。

店舗は生き物ですから。

なのでプロジェクト業務は
19時くらいから始まります。

三々五々集まり、会議室で
各々の業務が始まり、
緊急ミーティング招集もしばしば。

このようにいわば混沌とした状況を
楽しめるかどうかが成功のカギと
いっても良いくらいです。

そうなんです。
今まで経験したことのない
状況下に置かれたときに
その個人の「ヒトと成り」
つまり本性が見え隠れします。

普段はサクサクとルーティンを
こなす社員が「ビタッ」と止まって
考え込んでしまう”思考停止型”や

普段はちょっとボーっとしている社員が
シャカリキに走って移動していたり

普段は情にもろく、自分のことは
後回し型の社員がミーティングを
拒んだりと本当にカラーが出てきます。

この状況を各部門長は「おいしい」
と捉えて、22時くらいまで観察します。

何がおいしいかと言えば、
部下の本性が垣間見えるからです。

でもここで部門長もやることがあります。

部下の状況をみて、
通常業務への影響度を推し量っています。

つまり、課長業務の何を補完すべきかを
見計らっているのです。

そのような「楽しい」中小企業なのですが
部門長の一人で天才的な読みをする
社員がいました。

その部門長はキッチリ定時で
おつかれさま~といって退勤します。

準備の状況をまったく見ないのです。

でも、部門としての遅れやミスは
他の部門よりも圧倒的に少ないのです。

私が人材開発部長だったとき、
その先輩部門長に質問してみました。

すると、「ふふ~ん」と言うだけで
何も教えてくれません。

彼の当時の肩書きは
経営企画室長。

まさにこのプロジェクト次第で
計画にどれだけの差異がでるのか
一番気になるところなのに・・・。

経営企画室の社員は
全員プロジェクトメンバーです。

その後分かった答えは明瞭でした。

1.各会議体で各部門の業務進捗が見えるので遅れ等は把握できる。
2.数値業績を見れば、どの部門が足を引っ張っているのかも分かる。
3.通常業務中の社員の様子を伺えば状況がつぶさに見える。

ということでした。

すごい!!

この経営企画室長は今プロジェクトを
大成功させ、創業40周年に花を添えて
関連企業の社長として赴任されました。

後日、この方とランチをご一緒したとき
「植竹、ヒトって笑顔で任せると動いてくれるんだよな」
の一言。

胆力あるなぁ・・・!
と感動したものです。

これなんですよね。
自分でこなすのはカンタン。
人に任せる方がタイヘン。

でも最終的には自分がやるにしても
それまでは戦況を見守る。

勇気ですね。

その領域まで私が今達しているかは
分かりません。

でも近づきたいなとはいつも思います。

その方と今夜、一杯やってきます。
楽しみです!

いよいよ週末!仕事に遊びに
元気よく行きましょう!!

株式会社チームのちから
代表取締役 植竹剛