アルバイト採用後のオリエンテーションは決まっていますか?
こんにちは!
店舗経営チーム力向上コンサルタント
の植竹剛です。
昨日は家族が参加した合唱コンクールを
聴きに行ってきました。
中学生の皆さんが背筋を伸ばして一生懸命歌っている
姿を拝見して清々しい気持ちになりました。
プラスの波動をいただきました!ありがとう!
それでは今日も元気良く行きましょう!
今日のテーマはアルバイト採用後の
オリエンテーション(業務開始前準備)についてです。
一般社員:「店長今日から新しいアルバイトが出勤ですね」
店長 :「あ~そうだね。ウチと似たようなバイト経験が
あるみたいだから即戦力だな。着替えさせたら
すぐに接客やらせてみて」
一般社員:「いいんですか?オリエンテーションはどうしますか?」
店長 :「だって今日一人欠勤だろ。フォローしながらやれば
大丈夫だよ」
一般社員:「・・・」
また極端な例でしたが、過去のご経験でこのようなことは
ありませんでしたか?
これでは、新人さんは「大切にされていない」感情をもって
しまうかもしれません。
また、なにしろお客さまの立場であれば迷惑そのものですね。
お客さま:「あの、ちょっといいかな?」
新人 :「あ、はい!」
お客さま:「この商品なんだけど、何が入ってるの?」
新人 :「あの・・・今日私・・・初めてで・・・」
お客さま:「あら、なら他の人に聞くよ」
新人 :「申し訳ございません・・・」
新人アルバイトさんは悪くないのに謝罪していますね。
これは気持ちのやり場がないですね。
お客さまも新人さんも不幸になってしまいました。
店舗の評判としても良い結果にはなりませんね。
ここはやはり、すぐに労働生産性に貢献してもらいたい気持ちを
抑えて、「初期教育」をしていかなければなりません。
オリエンテーションは「教育初日」ですね。
私がアルバイトをしていた20年ほど前にはこのような
光景もありました。「見よう見まね」で他の従業員を
観察して仕事を覚えなさい、という意味でした。
でも今は時代が大きく変わりました。
お客さまは「質」を求められています。
人材の品質は「初期」でほぼ決まります。
言い換えれば「試用期間」で決まります。
「ありゃダメだわ。使えないね」という新人さん評価は
あなたがお客さまからいただく評価になります。
採用責任、初期教育責任はもちろんあなたにあります。
その後は職場環境が新人アルバイトを育てます。
それでは、初期教育(特に受入初日)の内容を
ご参考までに列記してみます。
でも、その前に「準備」からでしたね。
1.採用されたアルバイトさんへ電話連絡し、日時の確認と
行うことを簡単に説明する。持参物の確認をして復唱してもらう
2.採用されたアルバイトさんの名前、いつ初日出勤かを
従業員全員へ伝達する(掲示しておく)
3.採用上必要な書類を揃えておく(雇用契約書など)
4.シフト表などを掲示しているときは新人の氏名を入れておく
5.更衣室やロッカーがあればネームを入れ、鍵も用意する
(必要書類などと一緒に保管しておく)
6.制服のある店舗では、面接時にサイズ予想をしておき、
試着用制服を用意しておく
7.受入進行表を確認しておく
※進行表とは、①店舗内外ツアー(各場所の案内)などの
ことです。
8.店舗スケジュールを確認して記入する
(あなたのスケジュールも同様です)
9.(できれば)ウエルカムボード等を用意しておく
10.トレーナーとなる人を決める。本人へ話をする。
ここまで準備が出来ていればあとは「実施」のみですね。
実施当日では、新人さんの要望なども聞けるとさらに
良いのではないでしょうか。
また、雇用契約上「試用期間」を定めている会社が多いです。
これは雇用者側だけでなく、被雇用者(アルバイトさん)両方が
お互いを観察して「戦力になるか」「働きやすい環境か」
を見極める期間です。
営業の形態や難易度によって期間はいろいろありますが、
初期教育期間として設定しているケースが多いですね。
あなた以外の社員やアルバイトリーダーとの話し合いで
どのように新人さんを教育していくかのカリキュラムと
個人差の出る「教育進ちょく管理」のすり合わせを「1分」で
完了できるような仕組みも欲しいです。
新規開店など何十名もアルバイトさんを必要とするときに、
この管理をしないと開店後に大変なことになります。
そしてあなたは現場での新人さんのオペレーションを
観察して、評価してあげる役割もあります。
以前のブログでも書きました「事実を言う」という
コミュニケーションで新人の方がどんなに救われるでしょう。
ぜひ、実践してみてください。
今日はここまでにしたいと思います。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
店舗経営チーム力向上コンサルタント
植竹剛