仕組みづくりで必要な2つの準備 ~パートさんアルバイトさんが育つ組織づくり18~
仕組み、仕組みとうるさいなぁとおもう方も多いでしょう。
「仕組みがなきゃ、人は育たんのか!」
とくに、中小企業の社長さんは「Theたたき上げ」の方もたくさんいらっしゃいます。
なので、「なぜこんなことが正しくできないんだ!」と思いがち。かつての私もそうでした。
でも、これから、
「コロナ禍を乗り越えて会社をさらに大きくしたい」
「いちいち言わなくても、自分の考え(経営理念)で動ける 社員・パートさんアルバイトさんが欲しい」 |
という社長は、仕組みづくりを意識しましょう。
今後「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも。
今日は、なにかの仕組みをつくるにしても毎回気にして欲しい2つのことを書きます。
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まずは答えからです。
1.ココロの準備
2.アタマの準備 |
1の(1)は、あえて「精神論スタート」です。
・少ない人数、人件費で効率よく商品をつくったり、販売したい ・まちがった運用をしているスタッフを正したい(言うことを聞け) |
これでは、会社寄りの考えなので、従業員は納得しません。
社長として、「会社の成長は、まず従業員に安心して働いてもらうこと」を強く意識します。
部長など管理職の中には、社長の考えに気づいて「効率アップ方法」とか「正しいことをしているか評価するため」ということを仕組みづくりの目的にしてくることがあります。
そのようなことが感じられたら、いったん「すべてNG」にします。
ゴールとしては正しいのですが、途中のチェックポイントで「ボタンをかけ違う」ことが予想されます。
・従業員にいきなり高い能力を要求する
・ムリな時間や人数で、多くの仕事をさせる
こういうことが「ボタンのかけ違い」です。
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1の(2)で言いたいことは「仕組みという法律の下では全員が従う」ことを指します。
たとえ、社長であっても仕組みに書かれている内容と違うことをしたら、ペナルティをくらいます。
「おれは特別」という気持ちをバッサリと捨ててしまいましょう。
でも、「それでは、マニュアル人材しか育たない」という不安もあるでしょう。
それは、次の1の(3)で補っていますので、ご安心ください。
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1の(3)は、「従業員が言うことに納得できれば、会社は形がドンドン変わっていくことを恐れません」という宣言です。
・従業員の手で、もっと働きやすい会社にすることができますよ
・押しつけ型ではなく、提案型ですよ
・でも、何も言ってこないならば、言ってくれる人をドンドン雇いますよ
3つ目でお互い成長できなければ、会社と従業員の契約は成り立ちませんという社長としての意思を盛り込みます。
社長、これって超、勇気が入りますね。なぜか・・・
経営は社長がつづけることが前提ですが、実質の運営を従業員に任せるという意味です。
細かいことは経営からあれやこれやとはもう言いませんよ、言ってきてくれるなら、という意味にもなります。
「もっと従業員が育ってから」と思った社長も多いでしょう。でも、これくらい会社の身を、社長の身を従業員に預けないと、人は育ちません。
でも、社長。これは「まずは私が変わります」という宣言でもあるんです。
さぁ社長。思い切った決断がコロナ禍には必要です。従業員が分からず立ち止まったときには、社長がコンパス役になってあげてください。
原動力は社長お一人ではなく、社長も含めた「全従業員」です。
「2.アタマの準備」は明日書きます。
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株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛