家族でいっしょにしいたけ栽培
「知的障がい者、発達障がい者が家族とつくる、自宅でしいたけ栽培」
という事業を本日令和3年(2021)年4月3日に起ち上げました。
1年前から準備をすこしずつしてきました。
この事業は、障がいを持つ方々が親亡き後もお金で困らないことを目的にしています。
親バカですが、我が息子の将来を案じて20数年間考え続けていたことを実現しました。
この事業を正式に開始するにあたり、家族でよくよく話し合いました。
・農業ド素人のわれわれができるのか?
・もともと山すそで育つしいたけを自宅で栽培できるのか?
・高い湿度をどうやって保ち、家を傷めないようにできるのか?
・菌床(きんしょう)は何個あれば採算が合うのか?
・障がいがある息子は何ができるのか?
という課題が出ました。でも「まずはやってみよう!」と私が声を掛けて納得してもらいました。
高校の同級生の小野 達也君が先にしいたけ栽培を手がけていたので「弟子入り」しました。
たくさんのノウハウを教えてもらって、いよいよ、2020年5月しいたけ栽培開始です。でも、最初に出てきたのは「たったの1個」でした。
画像は、「つけもの樽」「水を凍らせたペットボトル」「温湿度計」です。
この後も「水漬け」をしましたが後にも先にも1個だけ・・・。
正直、こんなにムズカシイとは思っていませんでした。
さっそく小野君に相談です。
小野:「あれ?この樽ってさ、下の方に穴開けてる?」
植竹:「うん?開いてないけど、どういう意味?」
小野:「しいたけは大きくなるとき二酸化炭素を出すんだよ。空気より重いから下に溜まっていくんだ。そうすると菌床が窒息してしまうよ」
植竹:「しいたけも生きてんだなぁ。悪いことした」
小野:「んじゃがんばって!」
しいたけのことをもっと考えてあげないとな、と思った瞬間でした。
株式会社チームのちから
自宅でしいたけ栽培 事業責任者
植竹 剛
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