従業員満足の向上はなぜ必要なのか?

こんにちは!
アルバイト活用コンサルタントの
植竹剛です。

多くの研究テーマにもなっている「従業員満足」。

アルバイトが多く在籍する店舗で、どうすれば上がるのでしょうか。
いえ、そもそも「なぜ上げる」必要があるのでしょうか。

それは、アルバイトは「社内顧客」として考えているからです。
つまり、「半分お客さま」なのです。

その社内顧客であるアルバイトが
■楽しそうに働いているか
■店舗を良くするために真剣に考えているか
■友人や後輩にこの職場を勧めているか

という簡単なYES・NOで従業員満足度は確認できます。

アルバイトA:「また店長に知り合いで働いてくれる人いないかって聞かれたよ・・・」
アルバイトB:「やっぱり!私も聞かれた!」
アルバイトA:「そんな子いないよね~。私たちだって辞めるに辞められないんだから」
アルバイトB:「そうだよね~。私たちが辞めたいからその身代わりじゃあ地元歩けなくなるよね~」

この店舗が良くない状態であることは間違いないですね。
加えて、この会話でのポイントは「地元」というキーワードです。

つまり、良いことも悪いこともアルバイトが「情報発信元」になって
「口コミ」をしているのが実情なのです。

店舗の近く(商圏内)に住む方、仕事先がある方はこのような情報に
流されやすいことは確実です。

「地元での評判」は店舗の売上を伸ばす点ではとても重要です。
次に、この口コミの中身を分解してみましょう。

この「口コミ」には2つの要素があります。
1.文字通り「言葉」によるコメント発信するもの
2.働いている姿そのものをお客さまが見て、間接的に発信するもの

2.では「従業員」も「商品の一つである」と顧客は判断しています。

経営者の中には「アルバイトはただの作業要員。だから言われたことを
忠実にやってくれれば良い」という考え方の人も多くいます。
でも、わたしから言わせれば「わきが甘い考え」です。

経営者は「アルバイトが働きやすい環境を整える」ことにもっと注目してほしいと
いつもお願いしています。

経営者:「じゃあ休憩室のソファを取り換えたり、時給を上げたりすれば良いの?」
私  :「必要かもしれませんが、もっとアルバイトの声を良く聴くことからですよね」
経営者:「正直、そんなヒマないんだよね」
私  :「店長さんに聞いてもらってみましょう」

経営者:「実は前にもやったんだけど、遠慮してるみたいであんまり意見が出ないんだよ」
私  :「なるほど・・・ちょっと時間が掛かるかもしれませんね」

どうせ店長に言っても変えてくれない、意見をオーナーに届けてくれないという
「あきらめ」が入っていると、大変です。

こういう場合は、第三者を交え、客観的に観察して問題を解決させていくしかありません。

次回は、その解決方法をお知らせしていきます。

アルバイト活用コンサルタント
植竹剛