褒めることに秘めるパワー

こんにちは!
アルバイト活用コンサルタントの
植竹剛です。

突然ですが、「褒める」って最近流行ってますね。
以前のブログでも褒めることの重要性は何度か申し上げてきました。
そして、褒める材料は「観察」から始まる、と言ってきました。

ここで、私の実体験から新たに気づきがありました。

ご案内していきます!

息子が今、ランニング検定を学校で受けています。
3キロを何分で走れるかという検定です。

ベストタイムは20分09秒・・・

はっきり言って「遅い」です・・・

息子に聞きました。

「どうしたら速くなるの?」

モチロン答えが出てきません。

「自分で考えてみな」

放任してみることにしました。

すると、3日たっても、4日たっても考えるそぶりを見せません。

ちょっと私もシビレを切らせて、

「どう?考えてみた?」

「うん?何が?」

「・・・」

そんなもんですね(笑)

興味を持たせるのは親の役割。

店長とアルバイトの関係も非常に似ています。
考えさせるレベルの違いだけです。

「目標って何か決めてるの?」

「どうやって目標って決めるの?」

「(まぁ、こんなもんだな)」

「よし、じゃあ近所の公園に行こうか!」

「う、うん・・・」

自宅を出て、歩きながらどうしようか親として考えます。

「公園の周りを歩くか」

「う、うん」

私の歩幅は約90cmということは以前から知っていたので、
暗算で割り出しました。

「だいたい1周200mだな。じゃあます1周走ってみようか!」

「う、うん・・・」

息子のペースに合わせて一緒に走ってみました。

結果は53秒。

「じゃあカイ、目標は1周1分以内にしよう。今日は3周からスタートだ!」

「わかった」

「じゃあ行くゾ!!」

結果は2分53秒でした。

「やったな!よくがんばった!」

「明日は4周を4分以内なっ!」

「うん、やってみる!」

目標タイムを第一段階の目標として、
一日1周増やすという第二段階の目標を設定しています。
今日は15周を走り、14分57秒でした。

明日、私は深夜まで帰宅できないことを息子へ告げると、
「じゃあ一人で頑張ってみる!」と言ってくれました。
この結果になるまで約3週間かかりました。

躾、教育は七転び八起きですね!

計算上ですが、公園15周走=3,000m=ランニング検定で
20分09秒 ⇒ 15分以内完走となり
約5分の短縮になる皮算用です(笑)

「お父さん、ラン検で15分切ったらこのNゲージが欲しいんだけど!」

「・・・。考えとく・・・」

ここが親子と店長・アルバイトの違いでしょうか・・・(笑)
いえ、「評価」「報酬」という点では同じかもしれません。

次回のラン検は3月20日だそうです。

予算、計画、目標をつくり、店長自らが「背中」を見せて
アルバイトと一緒に業務、作業をやってみる。

「うぁ!店長って何でもできるんだ!」のアピールだけでなく、

「店長ってこんな細かいことまで見ててくれるんだ!」

と思ってもらえたら、「3か月は安泰」ですよ(笑)!

このようなことが「本当のコミュニケーション」であると私は考えています。

この時間をどう作れるかが、店長の皆さんに求められることになります。

アルバイト活用コンサルタント
植竹剛