見えてきた!息子が幸せになる人生戦略

今年のGWは「学びの機会」を多く取ってきた。

 

 

外出はなかなかできないので、学びにつながると思われるネット検索を繰り返した。

 

 

最初は本屋の本選びのように、なかなか「良書」には恵まれなかった。

 

 

そこで、検索方法に「ある意志」を吹き込んでみた。それは「先人に学ぶ」「歴史に学ぶ」ということだった。

 

 

コロナ禍は平時ではなく戦時と捉え、孫子、クラウセビッツなどの兵法や戦争論

 

 

こころが荒まないよう森信三の修身教授録やソフィーの世界

 

 

面白い生き方だなと思える後藤田正晴の情と理や戸井十月の全仕事

 

 

などを読み漁っていた。すると、おととしキューバ渡航のひとつのきっかけにもなった一冊が事務所の端っこにほこりをかぶっていた。

 

 

中高の後輩であるオードリー若林正恭の「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」でハッとした。

 

 

どっちが幸せなのだろう。

 

 

カバーニャ要塞の野良犬はこの眼でしっかり見てきた。

 

 

とにかく悠々と街を闊歩しているのである。あばら骨が見えているくらい痩せているが、引き換えるべき「自由」を得ている。

 

 

ここで急いで2冊の良書と1本のYouTubeを再確認した。

 

 

結果、息子は「孔子の『論語』」と「渋沢栄一の『論語と算盤』」と「ホセ・ムヒカ元ウルグアイ大統領の『2016年国連演説』」によって、満たされる人生をたぶん送れるだろうという考えに行きついた。

 

 

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超端折って、簡単に戦略展開をしてみた。

 

 

1.孔子「論語」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

孔子の論語は儒教を通じて「人の生きる道=道徳」を教えてくれる。正義感強めの息子にあてはまることだろう。

 

 

ちなみに、その後の東洋思想名著の数々の原典になっている。私が特に気に入っている「塩鉄論」で『言うは易し、行うは難し』にも論語の精神が含まれている。

 

 

 

 

2.渋沢栄一「論語と算盤」

 

 

 

 

 

 

 

江戸末期当時、朱子学によって「商」は最下層の人種とされていた文化であったときだ。しかし外遊中に討幕され明治に。

 

 

日本の資本主義の父とも呼ばれ、日本の株式会社の礎を作った渋沢栄一の銘語録の中に「よく集め、よく散ぜよ」がある。

 

 

これは、株式を発行し「資本を集め、稼ぎ、儲けることで金を得、その上で意味のある使い方を考え世の中に貢献せよ」と私は解釈している。

 

 

つまり、ミクロの視点では息子が「世の中に有益な情報を発信し、収入を得て、また優良な情報を発信し続ける」という考え方で間違いない。今はYouTubeだが、媒体は何でもよい。

 

 

 

 

3.ホセ・ムヒカ元ウルグアイ大統領の『国連演説』

 

 

 

 

 

 

 

 

私が心を打たれたのは、ムヒカ元大統領が、エピクロスの遺訓を引用したときだ。

 

 

「貧しい人とは少ししかものを持っている人ではなく、もっともっとといくらあっても満足しない人のことだ」

 

 

そして、「消費主義をコントロールしなければならない」には何も言い返せなかった。後日、日本人は幸せなのだろうか、という言葉にもグッときた。

 

 

 

 

4.息子の人生戦略

 

 

思考の範囲が狭い特徴を持っている息子は、今後新しい何かに興味を持ったとしても散財はしないだろうと思える。一瞬欲しいという感情が芽生えても「がまん」ができるようだ。

 

 

その代わり、「▲▲に行く」「◆◆電車に乗って●●ちゃんに会いに行く」という行動に関しては抑制を今までしてこなかった。フットワークを軽くするためでもある。

 

 

一定収入が時間を掛けずに得られるような稼ぎ方を私が作り、好きなことで稼ぎ、儲け、身の丈に合った消費をする。

 

 

併せて、田舎で第一次産業のまね事をしつつ、自給自足率を自ら高めるチームと文化を作る。

 

 

これは、私が求めていることでもあると気づいた。

 

 

この考えに至るまでの諸兄の有言・無言の教えに感謝しつつ、具体化させる。幸せになる。幸せに思える環境を息子に譲る。

 

 

株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛