#149 仕事の価値観が変わるということ

皆さん、こんにちは!

株式会社チームのちから
店長養成道場 道場主の
植竹剛です。

かつては暑い日に熱い飲み物を買う
人の気持ちが理解できませんでした。

でも、今は喫茶店に行くと一年中
ホットコーヒーを注文するわたしがいます。

夏のホットもなかなか美味しい^^

これは歳を重ねてきた結果でしょうか(笑)

味覚や感覚の熟成と同じく
人生や仕事、生き方も育っていれば
嬉しいのですが・・・(苦笑

^^^^^^^^^^^^^^^^

私が行う研修やセミナー、講演で
必ず言うことがあります。

それは、「ヒトは誰のために働くのか」。
5つの段階がありますよという内容です。

第一段階は「自分のため」。
人間ですからほとんどのヒトは
衣食住に対して環境を整えたい
という気持ちがあるはずです。

どなたが言われたか失念しましたが
「貧乏なヒトはボランティアや
寄付行為をしない方がよい」
という言葉に私も共感します。

貧している状況で人のために
何かをすることって本当の自分に
向き合っていないような気がします。

そしてウソや偽りではバレてしまうことも
指していると思います。

第二段階は「家族のため」。
自分の生活環境を整えてくれる
家族に対して働くこともうなづけます。

ここの段階で気を付けたいのは
まだ「自分のため」が一部含まれています。

帰宅した時に「お風呂にします?それともご飯?」
と言ってくれる家族のありがたみは
自分に向けられているヒトも0ではないからです。

ここまでが前半。要は「自分のため」の部分が
クリアになっているかがカギとしています。

例えば
「家族がいてくれることで自分がある」
「ということは自分の一部が家族でもある」
「だから私は家族のために働く」
という考えになってほしいのです。

つまり家庭環境が整えば
仕事環境も整うのでは、
と伝えています。

第三段階は「仲間のため」。
ここで初めて「他人」のため
という領域に入ります。

でも

「近しい」
「利害関係者」

という条件付きです。

チーム内に入り、連携しながら
仕事をしていくという形で表現できます。

でもここの段階でもほんの少しだけ
「自分のため」が含まれています。

そこで私はこう伝えます。
「最終的に自分のためになるような
気持ちで仕事をしたいですね」。

これは「学習できる」「成長できる」
というような観点で自身を見つめたとき
モチベーションは維持できるはずです、
という持論です。

第四段階は「お客さまのため」。
この段階で「自分のため」という
領域を超えます。

お気づきになられた方もいらっしゃる
と思います。

これはマズローの欲求五段階説に添って
考えられています。

達成したいことってたくさんありますね^^

マズロー博士ってホントにすごいな
とつくづく感じ入ってしまいます。

他人の喜びによって自身も満たされる
という関係は第三者が見て、感動を
覚えるということは・・・

この段階まで上げってくるヒトは
少数派だという裏付けもできるでしょう。

感情労働を余儀なくされるサービス業
接客業、営業職の方で「精神的に疲れる」
という方はこの段階に上がってこれるのかを
バロメータにされると良いでしょう。

最終の第五段階は「会社のため」。
「社会のため」というのは第六段階かも。
マズロー博士いわく「自己超越」の領域
でしょうか。

組織の在り方を指しているような段階です。
そのことを内外に示す「理念」は不可欠です。
ミッションステートメントやクレドという
横文字も結構浸透してきました。

まず向かいたい、向かうべき道筋を示し
共感してくれるヒトを募り、一緒にこの
段階を上がっていく在り様って

私は素晴らしいと思っています。
お手伝いしている会社のために。
ひいては社会のために今日も動きます。

暑い日が続きますが
元気よく行きましょう!!

株式会社チームのちから
代表取締役 植竹剛