#377 良書の漫画化に一言
約80年前に
出版された書籍が
200万部突破しました。
吉野源三郎著
君たちはどう生きるか
中学時代に読みました。
今は漫画で内容把握が
できるようになっています。
難しい書籍の漫画化は
今に始まったことではありませんが
知識が世間で広まる
ことはとても良いことです。
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しかし、ちょっと、
異を唱えたいこともあります。
それは
漫画では
「解釈が単一化」する
と言いたいのです。
本とは想像力であると
私は考えています。
行間からあふれ出る作者の想い
強調している風の
言い回しは実は虚で、
作者に試されていると
気づいたときの
満足感と優越感。
活字を読んでいるだけで
鼓動が速くなる、汗をかく、
という一体感。
このような経験は残念ながら、
漫画では得られませんでした。
なぜか、考えてみました。
あ、そうだそうだ。
「情報が多い」んだ。
ある人が笑っている画があると
笑い方が確定してしまいます。
笑い方には多くの種類があり、
決められてしまうのは面白くない。
結論としては、回顧しながら
読破して、その後
若人に差し上げようと思います。
来月になったら、
ドッシリとした本を温泉宿で
昼から読みふけりたいものです^^
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛