JR東日本フーズブランドを食す ~国産二八蕎麦 蕎香~
JR東日本の関連会社「JR東日本フーズ」がブランド展開するそば・うどん店は増えている。
中でも、今年8月1日にJR高輪ゲートウェイ駅で「高輪SOBA二八」がオープンしている。別段使う駅でもないので、今後チャンスがあったら立ち寄ることにする。しかし「改札外」であることは注意点だ。
全ブランド制覇をひそかにもくろんで、今回訪れたのは「国産二八蕎麦 蕎香」だ。
さて、券売機スタイルで選ぼうかな・・・の前に店頭ポスターが目に入る。
本格志向のブランド寄せ。現在はこの1店舗のみの展開のようだ。午前中でもあったし、実力試しで「かけそば」のボタンをプッシュ。
入店すると、店頭に案内係の方がおり、だれも客のいない店内で「いらっしゃいませ、まずは消毒をお願い致します」ということでアルコール消毒。そして、「ご協力ありがとうございます。お好きな席へどうぞ」と丁寧な口調で案内された。
「はい、かけそば、温かいおそばでよろしいですか」と温・冷の最終確認。「よろしかったですか」ではないことに安堵する。
ほどなくして着盆。
あとは、セルフサービスではなく、フルサービスであること、ガラスコップのお冷ではなくステンレス製カップに冷茶くらいの差か?と少し疑心暗鬼になる。七味入れは、JR新宿駅で立ち寄った「そばいち」とまったく同じ器だ。
恐る恐る和レンゲで汁を一口。 「うぉっ!!」
あ、あまい!そう、甘味を強く感じる汁だ。それから出汁の味と香りが口内を埋め尽くす。「駅そば=しょっぱい」という先入観は見事に打ち砕かれた。
これ、うまいなぁ。 通常は辛党の植竹だがこの汁の味は「ホッと」する。
3口くらいずずずと飲む。旨さが変わらない。あら~うれしい出会い。
そして麺を食す。短い。そばの皮の黒点が目立つ。ほのかであるが蕎麦の香りがしてくる。ははぁ、これがHP上で表現している「厳選された国産蕎麦粉を使用した二八蕎麦を提供する蕎麦専門店です。打ちたての麺を、大釜で茹であげる「蕎香」の蕎麦は、とても豊かな香りが特徴です」という意味が理解できた。
でもでも、植竹的には汁の味に軽い感動すら覚えた。2分以内で完食。
正直いままで体験した「いろり庵」「いろり庵きらく」「そばいち」はさほど変化は感じられなかった。つまり味が似ている。しかし、この蕎香(きょうか)はちがっていた。
実際に足を運び、体験・体感しないと分からないことは多いなと改めて教えていただいた。現場主義は継続する。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
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