【コロナと闘う】働くことの社会的価値

難しいタイトルにしてしまいました。簡単に言いますと「今、その仕事は世間が求めていることか」という意味になります。

 

 

ぜひ、その仕事を続けてほしい!と言われながら「働きがい」が加われば、天職と言えるでしょう。

 

 

医療従事者の方、介護をされている方、マスク製造を24時間体制でされている方など分野は多岐にわたります。

 

 

今日の【言いたいこと】

・心から「ありがとう」と感謝されることに仕事の種類は関係ない。

・仕事の社会的価値は「万一のことがあっても、安心して働ける」という組織内の信用で成り立つ。

 

 

今日は、組織論の端っこをご紹介します。

 

 

1.平時ではないからこそ、社員をねぎらいたい気持ちは募る

 

会社のためにコロナ禍でリスクを冒しながら働いてくれている従業員のためにも、「絶対に会社は潰さない」「サラリーは何としても払い続ける」と経営者は強く思っているはずです。

 

さらに、従業員も経営者の想いに応えようと、仕事に対するモチベーションも上がっている企業も多いと思います。

 

互いの立場で考え、行動する姿は心を打たれるものです。しかし、ここで「やってはならない」禁じ手があります。

 

 

2.社員が頑張っている成果は何によって表現すべきか?

 

ズバリ、感謝の気持ちです。でもそれだけでは足りません。

 

私は、コロナリスクはありながらも「安心して働ける『万一の時の保障』」だと考えます。

 

家族が罹患したら、出勤停止とする措置を取られると思います。その時に、「給与は100%保障する」ことがまず挙げられます。従業員本人だけはなく、家族までを対象にしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、感染予防対策をもれなく、「できうる限り」行うことです。クライアント先では、出入口に必ず防護服を着用した従業員が待機し、誰であろうと「その場で検温」「手にアルコール噴霧」「その後トイレで手洗い」を完全実施しています。

 

花冷えの残る東京・神奈川では仕舞いかけたストーブを外に出し、暖を取りながら高リスクの業務に従事されています。本当に頭が下がります。

 

このような制度改善を行った後、「健康維持、免疫力を高維持するために役立ててほしい」と一時金を支給することで「企業として本当の配慮」と従業員は感じ入ってくれるでしょう。

 

 

この体制無くして一時金の支給は禁じ手です。仕事の社会的価値をお金の価値に換算してしまったらプライスレスの社会的価値が一気に興醒めしてしまうからです。

 

 

3.今は、組織の結束力を高めるチャンスでもある

 

本当に恐ろしく厄介なコロナですが、ピンチはチャンスです。プラスは伸ばし、マイナスはもう一度マイナスを掛けてプラスに転じる。これが人間に与えられた「知恵」です。組織に膿が溜まっているならば、心を決めて切開し悪い血を吸いだし、縫合しましょう。

 

 

我々は絶対にコロナに負けるわけにはいきません。強い意志と予防対策で何としても乗り越えましょう。

 

 

株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛