がんばれ富士そば!
御茶ノ水に用事があり、帰りに「富士そば 御茶ノ水店 千代田区神田駿河台2-2-1」に来訪した。
普段は「注文から食べ終え出るまで5分」くらいしか滞在せず、正午すぎの来訪であったので混みあっていれば遠慮したのだが、店内は3名のみということで写真を撮らせていただいた。
しっかり、通行人の眼を引くように垂直方向に看板を設置されているのはさすが。このような看板は30万円前後することが多いので、個人店などでは初期投資として迷うものだ。
がっつり系にヒットしそうなメニュー。両メニューともバラでは食べ慣れているので、合わさったときに得られる意外性に期待したい。しかし、今日は遠慮した。
店内に入ったが「いらっしゃいませ!」の声はなく、拍子抜け。オペレーションがドハマりしているわけでもなく、このような感じなのかなと思うことにする。
買ってほしいメニューが大きいボタンになっているのは、券売機としてはすでに見慣れている。「夏の旨味」と題する『冷し特撰富士そばorうどん』、ミニ炭火親子丼セット、かつ丼セット、かつ丼とご飯ものが3種。男性客をメインとしてとらえているのはほぼ間違いない。
次の段もセット系がつづく。客単価を上げるためのくふうがなされている。4段目からそば単品のメニューがラインナップされていた。
先客がそばで、と言い自分の席を確保した。少し間を空けてから「そばでお願いします」と声をかけたが、こちらも返答がない。仕方なくアイコンタクトが成立するまで店員さんの背中を見続けた。
「はい?どうぞ」と横向きで言われたのでもう一度「そばでお願いします」と告げた。「はい、そばね」の一言だけでも安心する。
席で待っている間、このようなポスターを見つけた。
こちらの方が夏の旨味ラインナップとしては正解なんじゃないかなぁと思っていると、機械音声で「カツドン」と聞こえてきた。券売機で発券されるときに音でオーダーを知らせる、プレオーダーのシステムも導入されていた。ご飯ものを早く提供するためのくふうだろう。
ならば機械音声がなった10秒後には「いらっしゃいませ!」は店の入口を見ずとも言えるはず。オペレーションのくふうは人間にしかできない。
今回は「とり天そば」を注文した。衣は薄め、鶏肉が胸肉なのがうれしい。盆には液体が流れている。これも少し残念。
汁はしょう油風味がまずドカンとくる。その後、だしの香りがほのかに。関東人として、濃いめ好きな植竹としては問題なし。完食させていただいた。
さいごにあえて一言。わがままをいい、「ねぎ多めでお願いします」と告げ、復唱していただいたが、着丼時には「これで?」と思ってしまった。普段ならばねぎの輪っか10枚くらいか^^
最近、和食ファストフードを探訪している中で、満足度は低めであった。しかし、これも文化として認めなければならない。
一方で近年、「駅そば」のレベルアップ度合いは、すばらしいものがある。定点観測での評価は「駅」に軍配が上がる。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
コメントを投稿するにはログインしてください。