しいたけ嫌いな人が感じる「臭い」について

「しいたけですか?いや~じつは、子どもの頃からちょっと苦手でして・・・」

 

今まで自宅でしいたけ栽培事業を始めてから10人に1名くらいの方が言われます。ワタシは嫌いという実感なく今まで過ごしてきたので、再発見です。

 

「しいたけのどういうところが苦手(嫌い)なのですか?」

 

という質問をさせてもらっています。そうすると、だいたい2つの理由が返ってきます。

 

一つ目は、「傘の裏のヒダの中に、虫とか入っているのを想像するだけでダメなんです」です。

 

これは、もう残念ですがご縁がないでしょう。このような方はしいたけに限らず「得体のしれないもの」を口に運ぶことはない方だと思います。

 

二つ目は、「しいたけの『臭い』がダメなんです」という方です。

 

 

 

 

 

 

 

 

これ、実はカラクリがあります。しいたけの香り・臭いについては、「レンチオニン」という成分が元になっているようです。

私はしいたけの臭いが嫌い!という方はこのレンチオニンの量が増えることで特有の香りが臭いという表現になり、苦手ということになります。

でも、このレンチオニンはしいたけの鮮度が下がると増える傾向があります。そして、干ししいたけにすると、どんどん増えるそうです。

 

もしかすると、茶碗蒸しや炊き込みごはんなどで干ししいたけを使った料理を初めて食べた時に「あれ?なんだこの臭いは!」という”良くない”と思った体験があるからなのでしょう。

ということは、新鮮なほどしいたけ嫌いの人が感じる「臭い」は少ないという仮説が成り立ちます。

という理由から、自宅でしいたけ栽培事業では「菌床付きしいたけ」をおすすめしています。

これもお子さまが食べても「このしいたけは臭くない」という感想が寄せられている理由なのかもしれません。

子どもの味覚は敏感ですから、臭くない証明をいただいているような感じです。

 

しいたけ嫌いな方がいなくなる世の中にしたいです。

 

株式会社チームのちから

自宅でしいたけ栽培事業 責任者

たのしいたけ園 植竹 剛