しいたけ栽培のことで初めてカイを叱った

けさ、我が家で起こったことです。

 

カイ(息子)は、てんかん発作の持病を抱えています。

 

発作がでてしまう原因のひとつとして「睡眠不足」があります。

 

また、競泳の選手でもあるので「睡眠」はいわば生命線です。

 

生活リズムは22:30~23:00に寝て、翌朝6:00~6:30に起きるようにしています。

 

昨日は夜の練習を終え、帰宅したのは20:30すぎ。夕食後ブログを書いたり、明日の用意をしたり。

 

22:45には消灯しました。

 

今朝は6:30すぎに起床。ここまではよかったのですが・・・

 


 

【ここで告知】

 

5/16から「初回限定たのしいたけ試食セット」の販売開始に先立って、5/6の正午から先行予約の受付を開始いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

受付方法に関しましては、Facebookページ「知的障がい者、発達障がい者が家族とつくる、自宅でしいたけ栽培presented by株式会社チームのちから」のトップぺージに掲載いたします。

 

ごよやくおまちしております!

 

たのしいたけ園 園長 植竹 海晴

代筆 植竹 剛

 


 

いつもよりもダラダラと起きてきたカイ。

 

若いから仕方ないことでもありますが・・・。

 

その後、しいたけ部屋に行って作業を始めたようで、数分後行ってみると「あれれ?」状態。

 

ここ数日、非常に乾燥した天候なので菌床ちゃんは多めに水をかけてあげる必要があります。

 

ですが、加湿器をポンポンと設置して「けさのしごとはおわった」の顔つきだったので、

 

私:「カイ、水はあげたの?」

 

カイ:「うん?いやまだ」

 

私:「なんで?」

 

カイ:「ちいたけが生え始めてるから」

 

私:「菌床ちゃんは全部触って乾き具合を確認したかな?」

 

カイ:「やってない」

 

私:「カイ、そこに座りなさい」

 

カイ:「えっ?ボクしかられるの?」

 

私:「そうだ。なぜか分かるかい?」

 

カイ:「うーんわからない・・・」

 

私:「そうか。では話しをしよう。今日のカイは『しいたけの気持ち』を知ろうとしていなかったんだ」

 

カイ:「しいたけのきもち?うーんよくわかんない」

 

私:「そうだね。分からないからこそ、カイがしいたけや菌床ちゃんの代わりに『のどかわいてないかな?』『暑くないかな?』と感じてあげることが大切なんだ」

 

カイ:「・・・」

 

私:「菌床ちゃんを触る時は素手で、しいたけちゃんを触る時は手袋をして、と教えたね」

 

カイ:「うん」

 

私:「じゃあ改めて菌床ちゃんを素手で触ってごらん」

 

カイ:「カサカサしてる」

 

私:「そうだね。昨日の夜、たくさんお水をあげたのに、一晩たったらもうこんなにカサカサしてるよね。カイはこのことを見てあげていたかな?」

 

カイ:「みてなかった」

 

私:「正直に言ってくれたね。見ていないことをおとうさんは叱るんだ」

 

カイ:「うーーー。ごめんなさい」

 

私:「お父さんに謝るんじゃなくて・・・?」

 

カイ:「しいたけちゃんと菌床ちゃん」

 

私:「その通りだ。はい、お話し終わり。朝やることをもう一度お父さんが紙に書いてカイに渡すね」

 

カイ:「わかった。まず、はえてるきんしょうちゃんをうえのだんにいどうするね」

 

私:「そうそう!それで?」

 

カイ:「はえてないきんしょうちゃんをしたにして、おみずをあげる」

 

私:「そうそう!思い出したね」

 

カイ:「うん、がんばる」

 

実際は、もう少し声のトーンを荒げましたが、分かっていることをサボるのはやはりNGです。相手は生き物ですし。

 

シュンとなっていた息子は数分後には元気に世話をしていました。

 

その日のコンディションは「人間もしいたけも変化する」ことを知り、変化に対応する提案をしてくれるようになってくれたら嬉しいです。

 

株式会社チームのちから

自宅でしいたけ栽培 事業責任者

たのしいたけ園 植竹 剛