とにかく具体的に

会社に掲げてある
理念はとかく抽象的です。

 

 

 

これは目指すべきゴールだけを
指し示しています。

 

 

 

でも、どのようにゴールに
向かうのかは

 

 

 

掲げた創業者や

 

 

 

経営者であっても

 

 

 

明確に「これだ!」という
確証は持っていません。

 

 

 

なので

 

 

 

分からないながらも

 

 

 

「こうかな」

 

 

 

「こうだろう」

 

 

 

「たぶんそうかな」

 

 

 

と思いながら

 

 

 

経営の計画を立てます。

 

 

 

「計画」はいわば、

 

 

 

「将来正しかったかを検証するため」
に立てるものです。

 

 

 

検証をするために
必要なことは

 

 

 

どういう計画かを
誰しもが理解できるように
することです。

 

 

 

そのための「コツ」があります。

 

 

 

それは「数値化」。

 

 

 

数字に表すことです。

 

 

 

しかし、ここで注意が。

 

 

 

なぜその数字になったかの

 

 

 

理由も数値化すること、

 

 

 

さらにその理由を数値化……。

 

 

 

というように「数値を分解」
できるかが勝負のカギです。

 

 

 

ここで言うカギは二つ。

 

 

 

一つは、「数字が達成したかどうか」。

 

 

 

そして、もう一つは、

 

 

 

「達成した数字をどこまで再分解して
課題を具体化し、改善につなげられるか」。

 

 

 

実は目標数値、目標予算を
達成しただけでは本当は
50点に過ぎません。

 

 

 

でも、ここで勘違い要素が
あります。

 

 

 

そうです、

 

 

 

評価システムです。

 

 

 

評価システムの大部分は

 

 

 

数字を達成できるかどうか

 

 

 

に集約されています。

 

 

 

これだけでは、

 

 

 

その1年は、

 

 

 

経営が継続できる

 

 

 

という「短期目標」は

 

 

 

達成できますが、

 

 

 

理念というゴールに
向かうための

 

 

 

ノウハウが貯まりません。

 

 

 

でも、ほとんどの人は

 

 

 

予算達成=ゴール

 

 

 

になりがちです。

 

 

 

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私が初めて店長になるため

 

 

 

受けた社内面接試験で

 

 

 

「植竹君の所属している店舗は数字がいいねぇ。なんで?」

 

 

 

という質問に、私はこう答えました。

 

 

 

「はい、競合が勝手にコケただけで、店舗としてのノウハウ蓄積はまだまだ途上です」

 

 

 

試験官である当時の要職の方々は

 

 

 

この一言で「店長にすべき」と

 

 

 

判断してくれたようです。

 

 

 

齢24。懐かしい思い出です。

 

 

 

当時と変わらぬ手法は

 

 

 

人財一人ひとりの
長所探し。

 

 

 

この観察は非常に
具体性を求められます。

 

 

 

所作を一挙手一投足観察することで
いろいろな情報が手に入ります。

 

 

 

しかも、

 

 

 

監視という眼ではなく、

 

 

 

「良いとこ探し」の観点でです。

 

 

 

社長!やっぱり

 

 

 

現場に出ましょう。

 

 

 

店舗経営のオーナーが

 

 

 

現場に出なくなったら

 

 

 

はっきり申し上げて

 

 

 

「終わり」です。

 

 

 

経営が思わしくない時こそ

 

 

 

現場で「良いとこ探し」をしましょう。

 

 

 

必ず

 

 

 

突破口が見つかります。

 

 

 

繰り返しますが

 

 

 

良いとこ探しのコツは

 

 

 

とにかく「具体的に」探す
ことの一点です。

 

 

 

株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛