アルバイト評価の基準づくりとは?
こんにちは!
店舗経営チーム力向上コンサルタント
の植竹剛です。
今、弊社の経営目標と経営計画を模造紙に書き出しています。
やるたびにいつも思うのが、
「頭の中だけに閉まっておくとダメだな!」です。
頭の引き出しからアイデアを紙に書くと新たなアイデアが
浮かんできます。今日は2つの発見がありました!
アナログですがオススメです。
それでは、今日も元気よく行きましょう!
今回はアルバイト評価の基準づくりについてお話ししていきます。
多くの店舗で「能力給制度アリ」「がんばった分時給UP!」
といった募集媒体での見出しがついています。
この能力給や技術力が付いたときに
見合った時給額に変更する例が多いですね。
たぶん、あなたの会社や店舗で導入されていると思います。
応募しよう、と思ってもらえる吸引効果も見込めますね。
しかし、入社面接の時や出勤初日などで
制度の仕組みをしっかり新人さんへご説明できていますか?
仕組みは出来ていますか?
評価と処遇に関しては、万人が納得する答えは
無い、とも言われています。
制度疲労も早く起こりがちで、せっかく多くの
時間と人件費というコストを掛けてつくったものの、
半年で矛盾点が出てきて、大幅改編という例も
見られます。
私は以下のように整理してご提案しています。
①理念の追求に関する評価内容はほぼ変化しない。
②身だしなみ、立ち居振る舞い、遅刻、欠勤などの項目は
昇給のチャンスを逃す意味合いの項目へ入れる。
③変更する可能性のある営業戦略(営業で何をやる)
からリンクした評価項目は策定時に、
一緒に変えてしまう。(セットものにする)
④個人の才能を生かした店舗への貢献を褒賞として
一時金に組み込んでみる。(単月手当てとしてもOK)
⑤その他複数店舗を経営する会社の場合、店舗特性を
生かした評価項目を店長に起案してもらう。
このような項目で「分けて」考えるようにしています。
この事例で行きますと、変更箇所は③だけになり、
項目から見た変更数は20%で済みます。
④⑤は褒賞制度をプロジェクト化させて、一度作れば
メンテナンス頻度は下げても良いかと思います。
もちろん、会社のカラーに添った内容を加えたりします。
項目が多くなってしまったら、
「この項目は次期に設定してみよう」
というような「未来の宿題」にしても良いですね。
ここで別角度でのお話しで、「昇給させて上げないと
モチベーションが上がらないかな・・・」
という考えは消し去ってください。
昇給におけるモチベーションの継続は難しいからです。
つまり、「その時給額に慣れてしまう」ということです。
モチベーションの源泉はあくまでも「働いていて楽しい!」
から起こしていただきたいです。
あと、考えられるケースでは「時給額比較」があります。
アルバイトAさん:「あの子と同じように働けてるのに
時給が10円低いのは何でですか?」
これは頭を悩ませる一言ではないでしょうか。
店長:「うん?社歴のちがいかな・・・」
アA :「うちには定期昇給はありませんよね!」
店長:「・・・」
ここで「見える化」の登場です!
評価や人事考課による「処遇⇒時給額」は
「見せましょう!(=公開)」というのが私のご提案です。
何が出来るようになると、いくら時給が上がるのかを
決めて、バックヤードに「掲示」してしまいましょう!
もちろん、内容は深く考える必要があります。
しかも、平均時給計算で予算を設定している会社や店舗も
ありますから、慎重に算出します。
各オペレーション業務に難易度を設定して、出来るアルバイトを
「ランク認定」をして、称号と時給額を変更(昇給)させる
システムはロッテリアで知りました。
ランク設定の基本的な考え方はこのように考えています。
① より多くの仕事が出来るようになる
② 上記した「業務(作業)の難易度設定」
③ 同じ業務でも難易度が異なる場合の設定
(例)
⇒ 初級【レジ打ちができる】
⇒ 中級【客単価向上のご提案ができる】
⇒ 上級【レジ越しに常連様になっていただくためのトークスキル】
④ 「チーム」内のいろいろな調整役(組織としての役割)
⇒ アルバイトリーダーとして後輩を育成する
⇒ 社員とアルバイトの間に立ってコニュニケーションを促進する
高い基礎能力を持っているアルバイトさんは
働く環境でさらにスクスクと成長していきます。
本日はここまでにしたいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
店舗経営チーム力向上コンサルタント
植竹剛