優しく、昔懐かしい味に出会った ~日乃屋カレー~

正直、ここまで更新が遅れたのは「良店」にめぐり合えなかったことが本音。しかし、2週間強ぶりにうれしい出会いがあった。

 

 

それは「日乃屋カレー」。その名を知ったのは約6年前。「神田カレーグランプリ」というイベントを知ったときだった。

 

 

以降、出会いのタイミングを逸しつづけしまったが、御茶ノ水でバッタリ遭遇した。即、入店である^^

 

 

11時開店。11時05分入店。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店頭告知物は情報量多め。少し目のやり場に苦労するが、券売機でのおすすめ度No.1を選んでみることにした。

 

 

「いらっしゃいませ~!」元気の良い挨拶を受け、びっくりした。ご夫婦らしきお二人で切り盛りされているのだが、笑顔が素晴らしいのである。働くことに喜びを感じていらっしゃる。そのようにお見受けした。この時点ですでに味にも期待が持てる。

 

 

着席前に店舗コンセプトを発見。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おぉ!なんと分かりやすい!しかも、「甘い→辛い」という贅沢な味覚リレーを一度に楽しめるというカレールウを試さずにはいられない。

 

 

店内も分かりやすい告知物がズラリと展開されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

券売機で購入後に見える告知物。これは次回来店時に頼むべきメニューを自然に選ばせている。リピート促進策として、なかなかニクイ演出だ。

 

 

しっかり抱え込み策も実施。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男性客多めの来店予測で、チケット購入率はあまり高くなさそうだが「応援チケット」というネーミングは「こびている」表現とは異なる印象。割引率がハンパないからだ。

 

 

まず、①カレーライス1杯無料券。そして②500円券1枚で定価650円クラスのカレーが食べられる、③45店舗で使えるという3段構え。650円無料+150円×6杯分の割引となり、最大割引価格は1,550円にもなる。3,000円分を買うと、最大4,550円の物を食べられるという超太っ腹企画である。

 

 

でも、これまたニクイ演出も含まれている。例えば、こちらはカツカレーは880円なのだが、500円券2枚では120円の余りが出る。現金精算はできないので、ほぼ必然的にトッピング追加ということになり、顧客は新しい味を体験することになる。ここでもしっかりリピート策。うまい。この企画をしているのは・・・

 

 

しっかりトッピングメニューもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事務局は頭脳明晰集団なのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分厚いスタンプラリーブック。各店から結構なる協賛を得ての活動であろう。よく考えられていて、企画力・運営力に脱帽である。「神保町はカレーの街」とここ数年言われるようになったのも、立役者として事務局機能が大きな影響を占めているはずだ。

 

 

そんなことを職業病のように考えている最中に、着丼。ものの2分くらいの速さだ。

 

 

カツカレー(並)880円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無料でライス大盛りになるのもうれしい。サラリーマン風男性のほとんどが大盛りをオーダーしていた。30代男性がメイン世代のようだ。

 

 

さぁさぁ、「最初甘くて、後に辛い」を堪能しようではないか!!という気持ちをググっとこらえて、食卓に目を向けた。

 

 

水はセルフ。スプーンはむき出しだが、顧客の良識に任せているようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福神漬けに辛味増し唐辛子パウダー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つやつやしたらっきょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

両方、控えめにトッピング。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁさぁさぁ!!!ともう我慢できず、ササっとスプーンをカレールウと米の下に滑り込ませた。

 

 

お!おーぅ!! 甘い! そしてスパイシー!!  思わず擬音が多くなるが、心の叫びとしてお許し願いたい。HPにも書いてあるように「日本のカレー」「昔食べた、昭和の味」が正に表現されている。

 

 

旨いと同時に、「懐かしい」味に再開できた気持ちになった。平成生まれの方々が30代になっている今であり、昭和の味を再現してくれているお店はトント少なくなった。

 

 

忘れてはならないアイテムであるカツは、分厚過ぎず、ペラ過ぎず絶妙で、衣もしっかりサクサク感がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてあっと言う間に完食。思い出とともに、ごちそうさまでした。

 

 

株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛