応募待ちでの成功事例 ~パートさんアルバイトさんが育つ組織づくり7~
募集しようと決めていろいろな媒体に載せたあと、準備した方が良い仕組みがあります。
今日は私がパートさんアルバイトさんの採用担当時代に得た「応募待ち準備編」のノウハウを公開します。
絶対に必要なことは「最短・最速」で何事も行うことです。
目次
1.フリーダイヤル着信音を通常とは変え、「1.5コールで出る」
電話で応募待ちをするケースです。ビジネスフォンで「応募専用電話」の着信音は、通常の着信音とは別にします。
これで、「アッ!応募だ!」とすぐに分かります。これがまず大事です。
そして、出るべきコール数も当時いろいろ考えました。そしてこのような結論が出ました。
・1コール未満……応募者が慌てる+人材が欲しくてほしくてガッツいている感が出てしまう
・2コール以上……応募者が電話を切る
こんなケースが多かったので、間を取って1.5コールで出るというルールを作り、職場のみんなにお願いしました。
すると、いきなり切られてしまう、やっぱりいいですという離脱者が10%ほど減ったデータも取れました。母数は350件くらいでした。
350×0.1=35件が離脱しなくなったってすごい数字だと思いません?
これだけでも採用率まで良い数字になることができます。
2.応募メールチェックは「ポップアップ表示」を使って最速返信
これは、会社の全パソコンに採用専用メールアドレスの送受信ができるように設定します。その上で、受信したときに他の作業をしていても強制的に「メールを受信した」ということが分かるようにしておきましょう。
その上で、このようなルールをつくり徹底して運用しました。
・誰が返信・対応する日・曜日・時間を当番制にして、責任をもって対応する。 ・面接日時・場所の準備は事前に済ませておく |
さらに、超重要ポイントとして「面接のスケジュールはやんわり会社都合に持っていく」ことです。
被面接者のスケジュールを尊重するようにしながら、なるべく最速の面接予約を設定してしまいましょう。これは、ライバル企業よりも勝つ(ライバル企業よりも速く面接をする)ためです。
採用活動ははっきり言って、「競争」です。
3.面接までの壁・ハードルを下げる
採用担当当時、急いで早めのスケジュールで面接日時を設定しました。でも「面接バックレ」が止まりませんでした。面接バックレ率が20%ほどになってしまいました。その時、会社にこのような提案をして通してもらいました。
今日の夕方もしくは明日の午前中など、履歴書を準備できない場合もしくは、募集要項で「履歴書不要」として、身分証明書のみ。(面接時学歴・職歴・資格をその場で書いてもらう方法) |
これは効きました。写真を用意したり、丁寧な文字で履歴書を書くと、1時間以上かかります。これは案外応募者にとって負担が大きいものです。
どうせ入社してもらう時に、履歴書と似たような情報を書いてもらうことが多いはずです。
ならば顔写真だけ、応募者のスマホで撮影してもらって、メールでもらえればよい時代です。
4.メール返信+スマホSMSに同文を送信する
スマホにメールの設定はせず、LINEですべて完結している人もいます。その時に使うべき方法はSMS(ショートメッセージサービス)でメール内容と同じものを送ることです。
コツを具体的にします。
・返電の電話番号はフリーダイヤルから ・LINE@などメジャーサイトアプリから返信ができるようにする(応募者のLINE情報を取得する) ・面接まで時間が開く場合、前日・当日のリマインド設定をし、面接来社率を上げる。 ・面接前日にメール・当日朝にもメール・SMSやLINEで送る。 |
この4つだけを全員で徹底することで、離脱率は確実に減ります。そして、全員で採用するんだという意思統一にもつながります。
通常の仕事はしながら、特別着信音で全員が「ピクッと」反応して、採用までの階段を登っていきましょう。
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株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
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