就労継続支援B型事業所にしいたけの仕事をご紹介しました。
神奈川県にある精神障がいをお持ちの方々があつまる就労継続支援B型の事業所があります。
この「自宅でしいたけ栽培」事業にとても熱心にご協力いただいている社長の方にご紹介いただきました。
良いご縁をいただき本当にありがとうございます。
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障がい者雇用をふやすために、しいたけ栽培をしている施設は多くあります。
多くのケースでは、大きな設備でたくさんの菌床を置いて栽培、出荷しています。
先方はそのことをご存知で、「うちのような施設面積がせまい場所でも栽培はできるのか?」という疑問をいただいたのがきっかけでした。
加えて、精神障がいをお持ちの利用者さんが栽培や温度、湿度の管理ができるのかということもご不安のようでした。
そんなとき私は決まってこう申し上げます。
「まずはやってみませんか?1週間でいろいろな結果がでます」
です。「いろいろ」とは
・実際にしいたけは自分の施設で育ってくれるのか
・買い手はついてくれるのか
・しいたけ栽培に反応する利用者さん、反応しない利用者さん
・菌床を間近に身に来たり、職員の方と話しをする利用者さん
・職員の方が世話をしているときに手伝おうとする利用者さん
一番は、利用者さんの反応でしょう。でも、関心の度合いを観察すればすぐに分かります。そして、
一番は試食をしてみることです。食べた時「わぁ!スーパーで売ってるのと全然ちがう!」と言った利用者さんは栽培に参加、協力してくれる可能性が高くなります。
このようにしいたけ栽培は「食という欲に通じる、最高のコミュニケーション」ができるツールでもあります。
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施設長の方がポツリ・・・。
施設長:「納期がある仕事は、コントロールがなかなか難しくて職員がフォローしたりすることもあります」
そのときはボールペンの組み立て作業を皆さんでされていました。
植竹:「規模から考えると、しいたけの販売先は主に個人の方で、発育状態によって販売タイミングが決まります」
植竹:「したがいまして、受注生産の方法になり、納期=しいたけの成長になります」
施設長:「よく検討してご回答いたします」
一度はお断りされました。でもすぐに「やはりやってみたい」とのご連絡がありました。
まず、8個からスタートです。そのうち3個は3名の職員の方がご自宅でテスト栽培をして、5個は施設の中で育ててみることになりました。
一番最初は場所えらび、納品から開封、洗浄、設置を植竹が行いました。それからの管理はお任せして、6日後・・・。
植竹:「すばらしいですね!!!」
施設長:「ありがとうございます。意外とそのままにしていても勝手に育ってくれるのですね」
植竹:「そうなんですよ!ぜひ皆さんでお召し上がりください」
施設長:「ありがとうございます。前回いただいた分はその日のうちに全部食べちゃいました^^」
植竹:「サイコーですね!!!^^」
画像にある「お箸」は事業所の方々で話しあって決められました。すばらしい工夫です。
職員どうしのコミュニケーションも生まれますね。
あなたのお家、仕事先でもきっとできることでしょう。
できるまでご支援いたします。
株式会社チームのちから
自宅でしいたけ栽培 事業責任者
たのしいたけ園 植竹 剛
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