新人さん修了試験やってますか? ~パートさんアルバイトさんが育つ組織づくり15~
初期教育のプログラムがすべて修了すれば、晴れて本当の仲間入り。
「がんばってね!」
「はい!ありがとうございます!」
という光景はよく見られます。がんばっていただきたいです。
でもこれだけは、ちょっともったいないなと植竹は思います。
新人さんがひとり立ちした後、困ったとき、迷ったとき、初心に立ち返るという意味で、
さらに一歩上を行く「イベント」として「新人さん修了試験」をおすすめします。
効果として期待できるのは、新人さんが習得した知識や技量を見て「がんばった」ことを評価し、モチベーションアップと課題がみえることと、
トレーナー役の方の「教え方」「初期コミュニケーションがうまく取れているか」という総合力も評価できるという2つがあります。
イベントと表現したのは、「やらせ」という意味ではなく、試験自体は真剣に行います。
適度なストレスを与えることで、人材の成長、伸びしろを大きくするという狙いもあるからです。
それでは、植竹がサービス業でよく行う修了試験の内容をまとめておきます。
新人期間修了認定試験(サービス業編) ■試験内容 ■試験数 ■評価方法 ■評価形式 ■修了基準 ■再試験 |
単純ですが、案外難しい試験内容だと思います。
しかも、採点者は会社内の人材ではなく、お客さまという所が肝です。お客さまは客観的視点で評価をしていただけることに公平性があります。(結果に納得感があります)
ちなみにこの仕組みは、今後の書く予定の「評価の仕組み」ともガッツリ連動します。
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さてさて、植竹が店長時代に実際にこの試験を行ったとき甘酸っぱい経験をしました。
トレーナー役は高校2年生のアルバイトちゃん(女性)
新人さんは同じ高校に通う高校1年生のアルバイトちゃん(女性)
トレーナー役のAちゃんは本当に親身になって新人さんBちゃんと接しながら初期教育をしていました。
初めてのアルバイト。初めての接客。Aちゃんは去年の自分を、今のBちゃんに重ねたのでしょう。
試験当日。
Bちゃん 「お腹がイタイです。。。」
Aちゃん 「えーっ!大丈夫?緊張?それとも?」
Bちゃん 「たぶん、緊張です」
Aちゃん 「なら、大丈夫!店長が評価するわけじゃないからね!」
私 (おいおい、おれの目の前で言うなよ・・・(笑))
Bちゃん 「はい、でも超緊張です」
Aちゃん 「十分練習はしてきたから自信もって!お金を稼ぐって大変よね。でもBちゃんなら大丈夫!」
私 (じ~ん)
Bちゃん 「はい!精一杯やります!」
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最初のお客さまは超緊張で妙な笑顔に(苦笑:あるある)。
でも、お客さまに「あら、もしかして試験中?がんばってね!」と励ましのお言葉をいただいてからは、人が変わったのかと思うくらい清々しい、のびのび接客に。やっぱり評価されるって大事だなとトレーナー役のAちゃんが語っていました。
評価集計は店長である植竹の仕事。
結果は・・・
合格!
A・Bちゃん両方 「きゃ~!!!」 そして 号泣。
めでたし、めでたし♪
ちなみに、平均年齢の若いお店では「部活のノリ」で業績はグーンと伸びます。
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株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
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