栗山監督 「情熱」説得までの準備

こんにちは!
アルバイト活用コンサルタントの
植竹剛です。

いきなり、「何だこのタイトルは?」と思われた方、スミマセン・・・
リアルタイムに追っ掛けていた記事ではなかったのですが、
非常に気になりだして、ブログにすることにしました。

多くの新聞記事やニュースをかき集めてみると、
これって、私のライフワークの一つでもある
「組織」と「個人」の問題に近い!と思うようになりました。

それでは今日も元気よく行きましょう!

まず、大谷選手が入団を決めるまでの心理を想像してみました。

最後の決め手は
「球団側(組織側)の『情熱』」に対して、
「大谷選手側(個人側)が共振」したからでしょう。

高校生としての入団最高条件も後押しになっていた
ことでしょう。

この『情熱』という表現には、組織側のいろいろな
戦略や議論、個人へのケアがあったと思います。

布石として、個人としてもいきなりメジャーリーグ入りには
リスクを感じていたはずです。

「絶対メジャーに行く」というコメントは半分強引に、
不安を振り払っているように聞こえました。

球団として、組織として提示したプラン「エース4番構想」は、
プロ野球のレベルでは考えられないような「非分業」ですが、
具体的に説明ができるまでの球団準備は大したものだと感じました。

組織自らが、既成概念を吹っ飛ばしたことになります。

教育側のコーチ陣にもすでに号令が掛かり、既存選手への
説明もこれから行われていくでしょう。

ポイントとしておきたいのは、まず組織が
個人のために出来ること、出来ないことを
話し合ったであろうという点です。

獲得を目的とするだけの交渉ならば、彼は飛行機に乗っていたでしょう。

個人の将来のことを本気で想い、考えたからこそ情熱交渉が実現しました。

メジャー挑戦という権利を持ちながら自身を磨けるという最高の舞台。
「保険をかける」という心理も0ではなかったと思います。

「いきなりメジャー」の大変さを交渉を有利に進める「武器」とせず、
客観的に環境や言語、食事などの「壁」を丁寧に説明していったのでしょう。

つまり、「脅かし」はなかったはずです。
個人に情報を提供し、考える時間を作りました。
短期間の準備は相当大変だったことでしょう。

結果としての賛否両論はあるでしょう。
でも「本人の納得」が本質であったはずですね。

結果の良し悪しは個人次第です。
でも、組織が成功するための環境を整える
「バックアップ」があってこそです。

全選手にこれだけの時間と労力を割けているとは思えませんが、
会社の現状に例えても「この時間=個人の指導・育成・教育計画」に
全パワーを集約させたいですね。

時間が取れない、割けないは言い訳としか聞こえません。

店長であれば、アルバイトに至るまでの計画・実行・検証責任があります。
要員規模が大きければ、私がいつも申し上げている「右腕」との分業です。
でも最後の「仕上げ」は店長の専業になります。

”長”の付く方の「責任」の一つです。

当時の師匠に教えていただいた言葉を思い出しました。
「責任は取るためにあるのではなく、果たすためにある」

私自身にも言い聞かせます。

最後までお読みいただいて有難うございました。

アルバイト活用コンサルタント
植竹剛