繁盛する訳を考えた ~味奈登庵 総本店~
横浜市を中心に17店舗を展開する味奈登庵の総本店。実は当社事務所から目と鼻の先にある。距離およそ13m。笑うくらい近い。
総本店が発祥の地かは分からないが、なんだか格上の気分になる。100回は来店していると思うが、取材をしようと思ったことはないので、いつもとはちがう気持ちで入店^^
開店直後なので、テーブル席に案内される。ちょっとうれしい気分になる。
味奈登庵が有名になったきっかけの「アレ」をオーダー。頼むのは初回来店以来だ。そして「アレ」はやってきた。
コロナ禍ではなく、にぎやかなランチ時にこの「富士山盛り」を頼み、運ばれてくるまでかなりの注目を浴びる。「おい~、頼んだのか~」「お、やるなぁ」「え~なにあれ~」
なにって、そばだよ。
通ぶって、こんなこともしてみる。
でもこれは軽い現実逃避でもある。「食べきれるのか」
満腹中枢が目覚める前に、完走しなければならない。(前半は飛ばしていこう)と心の中でつぶやいたのだが、次の瞬間、夢で終わることに気づいた。今週、ワタシ、親不知を抜歯して、取れなくて、切開して、縫合してた・・・。
つまり、鎮痛剤が効いているだけで、すべての歯をつかって、ガシガシ食べられない状態。ただでさえ、キツい量なのに、早食い駆け抜けは叶わず、腰を据えなおした。しかし、ここで箸が完全に止まった。
箸で蕎麦を寄せてよせてヨセテ。右前腕しか筋肉を使っていない。「ふー」とため息。この挑戦って楽しいのか?と自問してしまった。意を決してラストスパート。
味奈登庵がなぜここまで繁盛しているのかを改めて分析してみた。
・昼来店をきっかけにして、夜飲みの二部構成でお店の経営を考えている。
└これは、メニューの多さが物語る。
└老若男女問わず、お酒が飲める、飲めない問わず楽しめる。
└ファミレスの要素がふんだんにある。
・男性が喜ぶ量に設定されている。
└男性大盛り、女性普通。女性がきつくなり男性がフォロー。こんな画がいつも見られる。
・蕎麦を始め、「そんなにこだわり切らない」ということがウケている。
└サイゼリヤが代表的。
・14-17時も開いている
└ちょっと昼時のタイミングを失うことが多いサラリーマン。オフィス街でもあるので、終日営業はうれしい。
・おばちゃん(おねえさんもいる)接客集団がおもしろい→コミュニケーション力高いのでリピにつながる
└「は~い、すみませ~ん、はい、すみません」とイントネーションを変えつつ2回連呼するスタッフの方がいらっしゃると、私はツボにはまる。
まだあるとは思うが、再来店したい要素が1つだと実際の再来店確率は●%、2つなら◎%、3つなら100%と考えてみるのもお店経営・運営で面白いと思う。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
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