適量を伝えるむずかしさ
カイ、菌床ちゃんに霧吹きしよう。適量あげといてね。
これ、息子にとっては非常にむずかしい指示です。
いえ、たとえ健常者であっても同じことでしょう。
どれくらい水をあげればよいのですか?と質問できればよいのですが、質問のしかたが分からないこともあります。
はたまた、自分で判断して「これが適量だ」として霧吹きするヒトもいるでしょう。
正解は、菌床やしいたけしか分からないです。でもいろいろ加減をしながら、気温や湿度を考えながら「そのときの適量」を判断することは息子には荷が重いことです。
なので、うちの家族ではこのようにしました。
カイ、今日も「水ちゃぽん」を3秒やっておいてね。 は~い、了解です! |
この水ちゃぽんとは、これからしいたけが出てくる菌床を水の中に3秒間漬ける作業です。
イチ、ニー、サン!とまじめに正確にやってくれています。
霧吹きだと「表面が濡れるまで」「菌床から水がしたたり落ちるまで」など『非常に抽象的』な表現になってしまい、結果としてうまく行かないことがたびたびありました。
息子でもできる、いえ誰でも同じ結果になるやり方を探し続けてこのようになりました。
冬は湿度が低いので「今日は水ちゃぽんは5秒にしよう」という変化への対応もスムーズです。
すると息子から
「おとうさん、きょうもかんそうしてるから、みずちゃぽんは5びょうでいいかな?」
と提案をしてくれるようになります。このときは親として本当にうれしいの一言でした。
そうだね!今日も5秒でやってみよう!
お~当たった^^
このような会話がしいたけ栽培を通じてできるようになります。
しいたけ栽培は家族をつなぐ架け橋になってもらえるとうれしいです。
株式会社チームのちから
自宅でしいたけ栽培 事業責任者
植竹 剛
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