鉄道ファンは必ず立ち寄る店 ~JR小山駅 きそば~
地元駅である小山。ここには昔から繁盛している駅そば、しかもホーム内にある店がある。そしてこの店は鉄道ファンなら一度は立ち寄るか、写真や動画撮影をするスポットになっている。
店名はいたってシンプルな「きそば」。昭和の匂いがプンプンする店は食べなくても大好物な植竹である。場所は東北本線(宇都宮線・上野東京ライン・湘南新宿ライン)の上りホーム内にある。
店頭がこれだから、オヤジたちの鼓動は早まってしまう。なんてったって、どオープン席なのだ。雨が降れば濡れながら食べることになる。
訪れたのは正午を回っていたこともあり、乗りたい電車の時刻をチェックしつつ、券売機にたかる。朝めしはまだであったが、あまり空腹感はない。迷ったあげくこちらのボタンを押した。
写真撮っていいですか? はい、どうぞ~!
ということで、他の客の邪魔にならないよう配慮しながらパチパチ。
あれ?生そうめん?次回はこれ一択だなと思いつつ、テーブルに目を落とすと、なになに「きそば新聞」?どれどれ。へー・ほうほう!お、ツイッターもやってる。たたずまいは昭和だが、こりゃただの立ち食いそば屋ではないな。新聞記事の抜粋をしてみた。
きそばの特徴 ・黒くて甘みのあるつゆ ・中太のゆでそば ・温かいめんつゆはかえし・出汁からすべてつくっている ・鯖節とウルメ節が中心の出汁 ・めんつゆに使用する醤油は熊谷のきんまる星醤油 ・蕎麦は粗挽きの田舎風そば粉を使い乱切りで切り出したゆで麺 ☆高級な味をめざすのではなく「美味しくて安い立ち食いそばらしいそば」を目指して数十年。 |
こりゃ新聞というよりPR広報誌だな。理念も戦略もしっかり成り立っている。素晴らしい。
と思っていたら着丼。
おー!濃い色してるね~^^ 七味をパッパとかけ、麺リフト。
確かに乱切りだ。整然としているそばより、こういう方が植竹は楽しく感じる。リフトを一旦下げて、汁からいただく。
おーーー!やっぱり濃いね~、ん?なんだこの後味のまるさと甘さは。もしやこれが鯖節とウルメ節の効果か?塩味はしっかりあって、かつ飲み込んだときの旨味がハンパない。
そして乱切り麺。ほうほうやっぱり楽しいな。スルスルというよりズルズルだ。そしてさらにうれしいのがこのネギ。切りたてなのだろう。しっかり辛くてナイスアクセント。やっぱり「たて」は美味しいなぁ。
そうそう、準主役であるお揚げもいってみよう。熱い熱い!ムシャ、甘目な味はホッとする。ひいき目なしに甘味、塩味、旨味のトリオと脇を固めるネギの辛さ。納得の完飲。
コロナ禍で移動することに迷うが、時間帯をよく考慮してから動くことにしている。
きそばさん、店員のおねえさま、ごちそうさまでした。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
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