ほうれんそう ~報告連絡相談の正しいやり方とは?①~
こんにちは!
店舗経営チーム力向上コンサルタント
の植竹剛です。
今日は私が夕食つくりの当番です。
月に数回ですが時間に余裕のある時は
気分転換も含めて家族のリクエストに
答えています。
料理が趣味の方はお分かりだと思いますが
段取り、作業の組み立て次第で出来栄えや
所要時間が変わってしまうものですよね。
仕事の組み立て方と考えが同じで、
良いトレーニングになります。
「よし、おかず出来た!」
「あっ!炊飯器のスイッチ入れてなかった!」
ベタな例えですが、
こんなことにならないように気を付けます(笑)
今日はあんかけ豆腐ハンバーグに挑戦です!
こんな風にできたらいいですね♪
※写真はイメージです
それでは今日も元気よく行きましょう!
あなたは部下の方から報告を受ける立場だと思います。
あなた:「●●さん、○○の発注の件どうなってる?」
部下A:「すみません!報告忘れていました!」
あなた:「うん、今報告してくれる?」
部下A:「は、はい。○○の発注は終わっています」
あなた:「いつ終了していたの?」
部下A:「はい、昨日です」
あなた:「うん?発注履歴を確認したけど
入ってなかったよ。だから聞いてるんだけど」
部下A:「えっ?!本当ですか?Bさんに頼んでおいた
のですが・・・」
部下B:「いやいや濡れ衣だよ!頼まれてないよ!」
部下A:「いや、あの、その、すみません!」
あなた:「欲しいのは明日だよ!間に合うのかな・・・」
この会話でいくつかのポイントがありますね。
・ Aさんはあなたに聞かれるまで報告せず、
しかも事後報告になっている
・ AさんはBさんへ正しく依頼が出来ていなかった
・ BさんはAさんほど当事者意識がないので、
店舗として必要な物への関心が薄い
・ 発注ミスによって売上損失をする可能性がある
とこんな感じです。
「がんばってくれているのだが、社員業務として
物足りなさを感じる」なんてことありますよね。
でもここはあなたは自責に立って考えます。
そうです。正しい「指示」が出せていたのか、という
スタンスです。
具体的でタイムリーな報告を求めるには、
同じレベルでの指示を出さなくてはなりません。
つまり、あいまいな報告の原因は、あいまいな指示出し
にあることが結構あります。
「○○やっといて」
これは非常にアブナイです!
すべての指示を以下のように出す必要はないかもしれません。
しかし、私の実体験として店舗全員の業務精度や
スピードが確実に上がりました。
約10年ほど前に受けた研修の内容です。
そのまま書きます。ゴロ合わせになっています。
1.中身は何だよ【概論】
2.何のため【目的】
3.いつからいつまで【開始・納期】
4.どうやって【方法】
5.出来栄え【業務精度・品質】
6.ナンボで【予算経費額】
7.何人で【業務ボリューム・人件費コスト計算】
8.どうなった【報告(中間報告)】
いかがでしょうか。
「○○やっといて」とは大違いですね。
8.の中間報告も最初の指示出しの中に入れておきます。
そうすると、3.からの内容がそのまま報告事項になります。
ルーティーン業務でも同じようにできます。
そしてもう一つ。
報告スピードが重要ですね。
報告は鮮度が命です。
「深夜に起こったことだから・・・」
「あなたが休みの日だから報告しづらいな・・・」
部下の方が一度は感じる内容のはずですね。
緊急を想定しましたが、報告には鮮度がつき物なので
このように指示を明確にしていきましょう。
例:「毎日、○時には口頭で報告して欲しい」
例:「◎◎の業務が終わったら報告して欲しい」
これでOKです。
報告忘れを防止するにはやはり「訓練」しかありません。
ホワイトボードに書いて報告という方法もあります。
部下のレベルに合わせた方法をとりましょう。
あとは、あなたが指示を出したことを忘れないことですね。
意外と多いのでは・・・(笑)
ちなみに私は忘れていて、部下によく助けられました(笑)
最後に、報告とは「すべてのことを報告する」
「報告の内容を決めるのは本人ではなく、上司である」
という考え方は正しいのですが、ボリューム満点な業務です。
新人さんの場合、個別ノートを作る、メールでの報告(業務日報)
を3~6か月間ほど課してもよいでしょう。
報告をする難しさや大切さを学習してもらいましょう。
私はやはり、「手書き」をおすすめしています。
今日はここまでにしたいと思います。
次回は~報告連絡相談の正しいやり方とは?~の2回目として
「連絡」にスポットを当ててみます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
店舗経営チーム力向上コンサルタント
植竹剛
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