カテゴリー ~ お店探訪
すごいパンチ力をパンチョで食らった ~スパゲッティのパンチョ~
正直、びっくりした。ここまで「とんがった」メニューをいただいたのは久しぶりだ。驚かせてくれた店は、ナポリタン専門店の、スパゲッティのパンチョだ。
予定が押してしまって、正午前の来店になってしまった。しかし、全員背を向けて座るスタイルだったので、思い切って入店を決意する。数年ぶりの来店。
券売機を見てみると、気づかなかったが、「白ナポ」。これはなんだ?と気になり、券売機をプッシュ。
今回は、白ナポ(並)に目玉焼きトッピングを注文した。席の配列はこのようなスタイル。
「改めてナポリタンはうまいと言わせたい」という強烈なメッセージ性を追求するビジョンと店内内装のこだわり感、BGMは90年代のヒットソングと、30代・40代の客層に合わせた内容。一気通貫していて気持ちが良い。
10分ほど待って番号で呼ばれ、取りに行くスタイルで着皿。すぐに半熟卵を決壊したくなるのは性か。
へーナポリタンなのに紅ショウガが付いてるんだなと思いながら、一口やる前から「ハッと」気づく。この白ナポ、ニンニク感がハンパなさそうだ。昼だけどなぁと思いつつ一口。
やはり、ニンニクどーーーん!がまず来た。こりゃすごい。その後、塩ベースで軽くしょう油味もする塩味がこれまたどーん。そしてカルボナーラ風に炒められた卵の味がしつつ、柔らかめの麺の食感で気持ちよくなる。
第一印象は、「私よりも若い世代の食べ物だな」「並で正解だったな」だった。旨いのはうまいのだが、too heavyという気持ちが先に出てしまった。
とは言いつつも、メシを残すのは意に反するので、どんどん食べ進める。するとどうだ。ニンニクの風味も、塩味もだんだん慣れてくるものだなと再認識。つまりだんだん旨くなっていくのだ。
噛む数が減っていく中、満腹感を得られた瞬間に完食となった。
ごちそうさまでした、と店員に声を掛けつつ下膳口にセルフで持っていくと、「ありがとうございました!!!」と元気の良い声が。でも、店員のお兄さん、マスクはしておこうな。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
庶民の味方、気取らないご馳走 ~ハンバーグの店 ベア~
先日、通りかかったときにとても気になる店を見つけた。
東京都中央区日本橋馬喰町2-5-7 石井ビル 1F
一間ほどの出入口に大きく「お持ち帰りやってます」の張り紙。内照看板は付け忘れたか?白熱電球か、優しい光に吸い寄せられた。しかし、閉店まであと10分。ツバとナミダを飲み込んで辞した。
それから、ちょくちょく記憶によみがえる、ベア。東神田で商談を終え直行。
上野と御徒町との間、稲荷町が最寄り駅の本店もあるが、植竹的には哀愁を感じる馬喰町にあるベアが好きだ。
この日も、コロナ対策で11時5分前に店舗着。エプロン姿の店員さんが汗をかきかき開店準備。いい汗かいてるなぁ~と思いつつ、20数年前の私の過去とダブらせる。
楽しみに来ました~
ありがとうございます~^^ もう少しお待ちください。
待ってますー^^
お待たせしました~~
は~~い
ということで初客入店^^
ハンバーグはマストなのだが、エビフライとカニクリームコロッケで悩みまくる。ふと、メニュー紙を思い出し「3品盛り」があることを思い出してオーダーした。
待っている時厨房から、フロアの店員さんに指示が出たようで仕込みをカウンター前で始めた。
揚げ物に使うパン粉をていねいに何度も何度も手ですっている。期待感が高まる。
まつこと約10分。キターーーーーー!まさに手作り。まさに庶民のごちそう「ハンバーグ」。予想通り、エビフライとカニクリームコロッケの衣は超細かい。
まずは主役のハンバーグから。ほほほぅ!!想像通り、粗みじん切りにされた玉ねぎが良いアクセント。牛豚合い挽き加減も植竹好み。詳しくは分からないが半々ではない気がする。
ハンバーグソースは「中濃ソース」「ウスターソース」「ケチャップ」の味を表に出しながら、フォンドヴォーか何かのだしが、しっかり引き立て役にもなっている。家庭的な味を再現してくれている。ハンバーグを焼いたときに出た肉汁をフライパンの中に残しておき、ブルドッグの中濃ソースとカゴメケチャップをちゅーっと入れて作ってくれたソースに似ている。なつかしい。
予想を上回る旨さのエビフライ。小ぶりではあるが、この衣の味は家庭では再現できないだろう。カニクリームコロッケにも期待感がふくらむ。
ホワイトソース(ベシャメルソースっていうヤツ?)+カニの風味+塩味+衣の味=ノックアウト。幸せの方程式が完成する。あえて上に乗ったケチャップはいらないかなと思えるほど繊細で、ものすごい主張感の強い逸品。
脇を添えるキャベツの細切りと細麺ナポリタンも泣かせる。キャベツはハンバーグコーナーでソースをからめていただく。
こうなったら、皿盛りライスは左手に常駐させなければならない。お行儀悪しだが、ご飯皿を持ちながら、ガンガン行かせてもらった。「しっぽ」もいただき、完食。補足、たくわんの厚切りにも注目していただけたら幸いである。
ごちそうさまでした。
は~~い、1050円です~
奥の厨房からも「ありがとうございます」の声。
コロナ感染防止の工夫をすれば、こんな素敵な時間を味わえる。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
にんにく祭り ~餃子市場神田店~
ハードなセミナー講師業を終えて、がっつり系を所望していた。「肉」「ホルモン」・・・。おや?「餃子」があるじゃないか、ということで虎ノ門のスタジオを出て一考。
結果、選んだのは「餃子市場 神田店」だった。
セルフコロナ対策の一環である「開店直後」は今日も達成。初客として入店^^
客釣り素材である「生ビール(中)190円」をさっそくオーダー。とても顔立ちの良い中国人の女性スタッフさんが愛想なく「あい」といってさっさと行ってしまった・・・。その間、メニューを見てみる。めちゃ多いので一気に画像。
こりゃ覚えるだけでも大変なレベル。
写真をパチパチ撮っていたらお目当てが到着。
中サイズとしては小ぶり。およそ240ml。でも190円は破格。味も良い!そして、せっかく店舗名に「餃子」が入っているので、胃袋と相談しながらチョイス。到着すると圧巻だった。
この量をいただくには「シンプル」なツケだれとしてつくったのはこちら。
よ~~~~し!食らうぞ!!!とばかりにほおばる。
まずはジャンボから。お~~~!うまいじゃないか!チョイス大成功!
皮はモチモチスタイル。普段は王将の薄皮・パリパリ系なので、うれしい誤算と触覚。いいね~。次はエビ。はっきり言って想像通り。うまいはうまいが味覚としての新鮮味はなかった。
3番目にシソ。これはいける!「シソです、シソいっぱい入ってます」というアピールがすごい。最後の一噛みまで「しそ」と表現していた。
さぁて、最強だったのは「ニンニク」。行儀は悪いが半分かじって、ニンニクを取り出してみた。
この店、本気だ。噛めばニンニク特有の「シャク」という歯ごたえが大満足にやってくる。そして挑戦的に「胃もたれしないんかい?おっさん?」と問いかけてくる。望むところよ、といいつつ頬張ると毎回負けそうな想いに浸った。
途中、ハイボールを飲み進めると最近、「チェイサー」が欲しくなる。「お冷くださ~い」と言うと、しっかりステンレスグラスに入れてきてくれた。
ちなみに、ちょっとぶっきらぼうな女性スタッフに、厨房まで赴き、「あのね。おれハイボール飲みたいんだ~♪」というと、急に笑顔というよりも「笑い顔」になって、「あい、すぐもてきます」と中国訛りで快く返答してくれた。自分の意思を貫く武器は今も昔も笑顔だなと再認識。
水餃子もオーダー。なんと中華スープの海の中で浮かんでいた。
ほおぅ!これは初めて。宇都宮で食べる水餃子はただ煮込んだだけの餃子にしょう油やショウガなどを入れて食べるスタイルだったので新鮮。
しかーし!一口水餃子をかじった途端、「これもニンニク餃子か~~~い!!」と叫んでしまうほど、ニンニク大会。
仲良くなった女性スタッフに「水餃子の中の餃子もニンニク餃子なの?」と何回ぎょうざって言うんかい!と自分に突っ込んでみた。女性スタッフは慌てふためいて、「え、え、え、!?ち、ちょとまてね」と厨房へダッシュ。すぐに引き返し、「ま、まちがえた。。ゴメンネ・・・」とペコペコ状態。
ううん、ダイジョブダイジョブ。ニンニク餃子がデフォルトなのかなと思って聞いただけだから^^と愛想を振りまく。女性スタッフもホッとした表情で戻っていった。
もうこうなったら、食欲は止められない。血走りながら、ほろ酔いながら、五目チャーハンとおすすめの担々麵をチョイス。女性スタッフに笑顔が戻り、私もホッとする。
チャーハンは「美味しくいただける」レベルだが、この担々麵は、植竹の中では「超絶旨し!!!」のレベルであった。
とにかく「麻」がすごい。惜しみなく山椒が使われている。というのも一口スープをいただいただけで「うぉ~~!」という感覚とともに「しびれ」がやってくる。ゴマの甘さは控え目で、とにかく「麻=しびれ」がドンドン押し寄せてくる逸品。
完食できるのか?おまえにできるのか?と毎回試されている感覚にとらわれながら、しっかり両方完食。
舌がビリビリしている真っ最中だったが、来店客が増えてきたのでコロナ対策で席を辞す。
ごちそうさまでした!と告げると、女性スタッフのニッコリ笑った表情が愛らしい。最初からやっとけば、売上は2割上がるんだよ、と言いたかったが、「また来るね~」と一言にとどめた。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
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