カテゴリー ~ お店探訪
移動時の親友 ~崎陽軒 シウマイ弁当~
10時からテニス。終わって実家に移動するとき、前もってイメージしていたのが「崎陽軒のシウマイ弁当」だった。
わざと日持ちをさせない製法が旨さのヒケツだろう。だいたい6時間以内に食べるべしと店員さんからご教示をいただく。
とはいえ、おともからいただく。プシュ ゴク ウマ~~~。
ちなみに、この車両に座っているのはワタシだけ。密にはなっていない。しかも最前列。
何から食べるかのフォームが人それぞれだろう。前の儀式として、このように和からしを付ける。
さぁて!参る!ワタシはこのような順番で食べ進めるのがほぼルーティンだ。
締めは小梅であることを言い添えておく。
迷い箸はマナーに反するが、このシウマイ弁当は例外。この「迷い」が非常に楽しい。これで860円は非常にコスパが高い。
なぜシウマイ弁当がウケているのかを考えてみた。
・具材が11種類と非常に盛りだくさん
・弁当の総量がちょうどよい
・お酒を飲みながらの肴にしっかりなる
・とにかく全部旨い
・価格に値頃感がある
・シウマイの塩味と貝柱の存在感ありあり
・ご飯の甘味がシウマイを引き立てる
・柔らかいもの、歯ごたえのあるもののバランスが取れている
・変に冷たかったり、固かったりしていない
と挙げればキリがないくらい。
コロナ禍で、大変な飲食店も多い。ぜひテイクアウト商品の参考になれば幸いである。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
親父たちの憩いの場に天使が舞い降りた ~ひょうたん石川町店~
今日もコロナ禍対策で、夜一で入店したのはこちら。
「口の中に入れたら溶けるような」と言われる「値段の高い」牛肉は、親父たちにしてみれば胃もたれの原因。ホルモンを代表に、あごの筋肉を鍛えるにはもってこいの店だ。
繁盛店なので、15時すぎに電話で予約。
は~い
あ、あの今日17時から2名で予約できますか?
何時ですか? → 17時、午後5時です。
は~い、何名さま? → はい、2名です。
お名前と電話番号を。
植竹です。090・・・です。
は~い。がちゃ。 → 予約できたのかな?
本来は予約をするのは野暮な店なのだが、座れないと悲しいので・・・。
私は生ビールのEXTRA COLD(+50円でー2℃の世界へ誘ってくれる)とOさんは緑茶ハイでスタート。
お得なセットがあったのでチョイス。すると、初客だからか、ものの1~2分でどんどん提供される。
は~いゲタです~
繁盛店のポイントその1は提供スピードの速さにあると感じる。喉乾いた・腹減ったは初手の最大ニーズである。
大根サラダはポン酢が効いてうまい。しょっぱさだけではなく、酸っぱさもドリンクが減っていくスピードに拍車がかかる。キンキン生ビールは1分ほどで蒸発していった。
日本酒の枡酒でこぼれるサービスは有名だが、グラスの表面張力の挑戦するサービスもうれしい。
ぐいぐい飲み、じゃんじゃん焼き、どんどん食べる。
こういう軽めのアクセントも非常に大切。奥に灰皿が見えるのはご愛嬌。続けざまに
サンチュ+ピリ辛ネギ+ハラミ+にんにくミソの四重奏は犯罪級のうまさ。「う~む」と小さく唸り声を上げながら、二階堂炭酸割りを流し込む。
そうこうしていると、「おれんじじゅーちゅ!」というハイトーンな声。思わず撮ってしまった。
あまりにもドヤしていないのが、このような天使が舞い降りるわけでもある。これはなかなか難しいがやってやれないことはない。このように煙対策をしているのも一役買っていることだろう。
JR根岸線石川町駅から徒歩1分という好立地もさることながら、徒歩圏の地元さん、食べログを見て来店した半径20km内くらいに住む一言さんも一緒に楽しめる店だ。
ちなみに、おもてなし的な接客はない分、提供スピードがバリ早なのは超好印象。仕込み中だろうが、なんだろうが、オーダー最優先なのは気持ちが良い。
おとな二人でさんざん飲んで食べてこの会計。
ある意味、ファストフード焼肉ホルモン屋と言っても良いだろう。着席していた時間はジャスト60分。早く出せば、早く喰い、早く帰る。商売の基本でもあることを改めて気づかされた。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
繁盛する訳を考えた ~味奈登庵 総本店~
横浜市を中心に17店舗を展開する味奈登庵の総本店。実は当社事務所から目と鼻の先にある。距離およそ13m。笑うくらい近い。
総本店が発祥の地かは分からないが、なんだか格上の気分になる。100回は来店していると思うが、取材をしようと思ったことはないので、いつもとはちがう気持ちで入店^^
開店直後なので、テーブル席に案内される。ちょっとうれしい気分になる。
味奈登庵が有名になったきっかけの「アレ」をオーダー。頼むのは初回来店以来だ。そして「アレ」はやってきた。
コロナ禍ではなく、にぎやかなランチ時にこの「富士山盛り」を頼み、運ばれてくるまでかなりの注目を浴びる。「おい~、頼んだのか~」「お、やるなぁ」「え~なにあれ~」
なにって、そばだよ。
通ぶって、こんなこともしてみる。
でもこれは軽い現実逃避でもある。「食べきれるのか」
満腹中枢が目覚める前に、完走しなければならない。(前半は飛ばしていこう)と心の中でつぶやいたのだが、次の瞬間、夢で終わることに気づいた。今週、ワタシ、親不知を抜歯して、取れなくて、切開して、縫合してた・・・。
つまり、鎮痛剤が効いているだけで、すべての歯をつかって、ガシガシ食べられない状態。ただでさえ、キツい量なのに、早食い駆け抜けは叶わず、腰を据えなおした。しかし、ここで箸が完全に止まった。
箸で蕎麦を寄せてよせてヨセテ。右前腕しか筋肉を使っていない。「ふー」とため息。この挑戦って楽しいのか?と自問してしまった。意を決してラストスパート。
味奈登庵がなぜここまで繁盛しているのかを改めて分析してみた。
・昼来店をきっかけにして、夜飲みの二部構成でお店の経営を考えている。
└これは、メニューの多さが物語る。
└老若男女問わず、お酒が飲める、飲めない問わず楽しめる。
└ファミレスの要素がふんだんにある。
・男性が喜ぶ量に設定されている。
└男性大盛り、女性普通。女性がきつくなり男性がフォロー。こんな画がいつも見られる。
・蕎麦を始め、「そんなにこだわり切らない」ということがウケている。
└サイゼリヤが代表的。
・14-17時も開いている
└ちょっと昼時のタイミングを失うことが多いサラリーマン。オフィス街でもあるので、終日営業はうれしい。
・おばちゃん(おねえさんもいる)接客集団がおもしろい→コミュニケーション力高いのでリピにつながる
└「は~い、すみませ~ん、はい、すみません」とイントネーションを変えつつ2回連呼するスタッフの方がいらっしゃると、私はツボにはまる。
まだあるとは思うが、再来店したい要素が1つだと実際の再来店確率は●%、2つなら◎%、3つなら100%と考えてみるのもお店経営・運営で面白いと思う。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
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