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イレギュラー退職の原因が分かるための3つのこと・2つのコツ ~パートさんアルバイトさんが育つ組織づくり5~
社長さん、店長さんこんな悩みはありませんか?
・せっかく入社したパート・アルバイトが3か月以内で3割は辞めてしまう
・欠勤して連絡するもつながらずそのまま退職
原因はいろいろありますが、まずは現状把握をすることから始めましょう。
その時に、考えることは3つのことをやり、2つのコツを使っていきます。
3つのこと
・計画を立てる ・記録する ・振り返って計画を修正する |
カンタンですね。では何をどのようにやるのか。
・計画を立てる
何の計画か、それは「年間で月ごとの過不足数」を計画することです。
① 必要人数を書き出す
② イレギュラー退職者数を毎月カウントする
③ 毎月記録する
・計画を修正する
これは、必要な人数に対して、どうしても不足してしまう場合には、売上の計画から修正していきます。本当は費用をかけて採用数を増やしたいところですが、すぐに辞めてしまうならば仕方ありませんので、下方修正をすることになります。
ここでは、下方修正したくないという強い意志を経営者や店長自身で肌で感じてほしいのです。そうすれば、すぐに辞める原因などを特定して、対策を打つことに積極的になれるからです。
2つのコツ
・来年の今日へのアラートを鳴らす ・あまり人を信じ過ぎず自分の目で見る |
日々のことは一年経つとほぼ覚えていません。日報を1年分読み込むのも大変です。
そんなとき、来年のカレンダーに「去年の今日、イレギュラー退職が1名でた」という未来日記を書いておきます。
11か月後、来月のカレンダーにその記録が出てきます。すると、「忙しい月に辞める人材が増える」などの傾向が見えてきます。
そして、人に頼り過ぎるのもNGです。経営者や店長はトップとしてご自身の眼で現場を確認し、早期退職の原因をつかんでいきましょう。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
経営者が想う社員への配慮
本日は無料相談依頼を受け、とある経営者の方のお悩みを伺いました。
ご相談内容をまとめてみました。
・コロナ禍、社員みんなの健康状態が心配だったがGW明けに全員元気に出社してくれた。
・工場経営をしているし、デジタル化も推進してこなかったので、テレワークではまったく仕事にならない。仕方ないと思える面もあるが心を痛めている。
・なんとか社員の心意気に感謝の意を伝えたい。臨時手当などを検討しているが、良策はないものか。 |
このような相談を受けた時、私の回答を会話形式でまとめてみます。
1.社員たちが働き甲斐を感じる動機を考える
”社長、推測ですが経営自体はコロナ前は順調でしたね?”
”はい、全く問題ありませんし、今もおかげさまで”
“これで大体わかりました。元気に出社してくれる社員の皆さんは、 |
2.価値の交換の危険性
”そうそう、そうなんですよ!”
”この価値に対して支払うべきは「働き続けられる環境」を提供することです。
”なるほど、やはり危険手当みたいなもので良いですね!”
”ちょっとお待ちください。
”ええっ!なんでですか??” |
3.社員が求めている本当の安心
”私がご提案させていただくのは二段階です。
二つ目は「社員と同居するご家族が感染した場合でも100%休業補償を認める」。
”家族までの気遣い・・・”
“はい、そうです。 |
4.福利厚生と間接報酬の考え方
“そういうことが「経営者としての想いを伝える」とうことなのですね”
”はい、私はそう考えます。その上で感謝とともに
“よく分かりました。ありがとうございました”
”私も良い事例を学べました。ありがとうございました”
|
まっすぐで誠実そうな社長さまでした。相談を終えて、清々しい気持ちになれました。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
胡蝶の夢に習う
荘子が唱えた説話に「胡蝶の夢」がある。
ある事業の看板名を考えていたら巡り合えた言葉だった。
『夢の中で胡蝶(蝶のこと)としてひらひらと飛んでいた所、目が覚めたが、はたして自分は蝶になった夢をみていたのか、それとも今の自分は蝶が見ている夢なのか、という説話』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
恥ずかしながら今日の今日までこの言葉を知らなかった私は最初、「コロナ禍は夢か現実か」と安易に読んでしまった。
しかし、夢なのか現実なのかが問題なのではなく、いずれの自分もまた真なりと説かれている。
新型コロナウィルスCovid-19は自然が作ったのか、人間の手によるものか、人間の無意識の所業により突然変異したのかは分からない。
荘子が今生きていれば、「そんなの何の問題にもならない」と一蹴されてしまうだろう。
でも今、生きている我々は生活様式だけでなく、人生も変えるほどの転機が訪れている。
そんな渦中、私は大きな過ちを犯した。小さなこだわりにとらわれ、本質を見なかった。
あぁ。無為自然の境地にたち、人を赦せる人間になりたい。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
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