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代表取締役 植竹剛の「植竹流げんきになる」ブログ
植竹が実際に体験・経験したドキュメントをベースに、何かのお役に立てるよう毎日書いています。
お客さまとともにノウハウを積み上げる
昨日ご紹介した就労継続支援B型の事業所からご質問をいただきました。
施設長:「ゴールデンウイークがもうすぐなのですが、期間中は職員も全員休みで誰も世話ができないのですが、その場合どうすれば良いでしょう?」
植竹:「正直ムズカシイ判断です。5/1から実質9日間はだれもお世話ができないとなりますと、2回目の漬け込みはせず、乾燥保管をさせてみましょう」
施設長:「植竹さんは実際9日間以上の乾燥保管はされたことありますか?」
植竹:「正直ないのです。4日間が最長です」
施設長:「そうですか・・・」
植竹:「4/19月曜日から漬け込んで、4/20に水上げてから10日間で生えてくる可能性があります。でも、そのまま放置してしまうと、せっかくのしいたけちゃんは全滅してしまいます」
施設長:「そうですよね・・・。分かりました。乾燥保管をしてみます」
植竹:「ご理解いただきありがとうございます。途中経過をぜひお聞かせください」
施設長:「かしこまりました」
このようにいまだ経験のないことでも、顧客と丁寧に接しながらご理解いただくことで、栽培ノウハウが積みあがっていくことが実感できます。
同じ施設の職員の方からこのようなうれしい声もいただけることが、この事業をしていてサイコー!と思える瞬間です。
職員さん:「植竹さん!利用者さんからのリアクションがすごいです!」
植竹:「良いリアクションそうですね^^」
職員さん:「はい!『あ!しいたけが大きくなった』『こんなしいたけ食べたことない!』『しいたけ特有の臭いもない!』などなどとっても関心を持ってもらえるようになりました」
植竹:「すばらしいですね!」
職員さん:「はい、このまま栽培を続けて、利用者さんにも作業をしてもらえればと思っています」
植竹:「そうですね!まずは収穫からですね!自分で収穫したしいたけちゃんを自分でトースターに入れて素焼きにしてみたりするのもリハビリの一環になるのではないでしょうか」
職員さん:「その通りだと思います。うちは精神障がいをお持ちの方々なので『癒し』になってもらえれば最高にうれしいです!」
植竹:「きっと、しいたけはその役割を果たしてくれます」
職員さん:「そうなれるよう、まずは職員が栽培ノウハウを付けていきます!」
植竹:「はい、またいつでもご連絡ください!」
職員さん:「はい!ありがとうございます」
植竹:「このしいたけは○○さんがキープ!というようにゲーム形式もたのしいですよ!」
職員さん:「あー!いいですね!ぜひやってみます!」
素敵なご縁が輪になっていくようで、本当にうれしいです。
株式会社チームのちから
自宅でしいたけ栽培 事業責任者
たのしいたけ園 植竹 剛
就労継続支援B型事業所にしいたけの仕事をご紹介しました。
神奈川県にある精神障がいをお持ちの方々があつまる就労継続支援B型の事業所があります。
この「自宅でしいたけ栽培」事業にとても熱心にご協力いただいている社長の方にご紹介いただきました。
良いご縁をいただき本当にありがとうございます。
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障がい者雇用をふやすために、しいたけ栽培をしている施設は多くあります。
多くのケースでは、大きな設備でたくさんの菌床を置いて栽培、出荷しています。
先方はそのことをご存知で、「うちのような施設面積がせまい場所でも栽培はできるのか?」という疑問をいただいたのがきっかけでした。
加えて、精神障がいをお持ちの利用者さんが栽培や温度、湿度の管理ができるのかということもご不安のようでした。
そんなとき私は決まってこう申し上げます。
「まずはやってみませんか?1週間でいろいろな結果がでます」
です。「いろいろ」とは
・実際にしいたけは自分の施設で育ってくれるのか
・買い手はついてくれるのか
・しいたけ栽培に反応する利用者さん、反応しない利用者さん
・菌床を間近に身に来たり、職員の方と話しをする利用者さん
・職員の方が世話をしているときに手伝おうとする利用者さん
一番は、利用者さんの反応でしょう。でも、関心の度合いを観察すればすぐに分かります。そして、
一番は試食をしてみることです。食べた時「わぁ!スーパーで売ってるのと全然ちがう!」と言った利用者さんは栽培に参加、協力してくれる可能性が高くなります。
このようにしいたけ栽培は「食という欲に通じる、最高のコミュニケーション」ができるツールでもあります。
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施設長の方がポツリ・・・。
施設長:「納期がある仕事は、コントロールがなかなか難しくて職員がフォローしたりすることもあります」
そのときはボールペンの組み立て作業を皆さんでされていました。
植竹:「規模から考えると、しいたけの販売先は主に個人の方で、発育状態によって販売タイミングが決まります」
植竹:「したがいまして、受注生産の方法になり、納期=しいたけの成長になります」
施設長:「よく検討してご回答いたします」
一度はお断りされました。でもすぐに「やはりやってみたい」とのご連絡がありました。
まず、8個からスタートです。そのうち3個は3名の職員の方がご自宅でテスト栽培をして、5個は施設の中で育ててみることになりました。
一番最初は場所えらび、納品から開封、洗浄、設置を植竹が行いました。それからの管理はお任せして、6日後・・・。
植竹:「すばらしいですね!!!」
施設長:「ありがとうございます。意外とそのままにしていても勝手に育ってくれるのですね」
植竹:「そうなんですよ!ぜひ皆さんでお召し上がりください」
施設長:「ありがとうございます。前回いただいた分はその日のうちに全部食べちゃいました^^」
植竹:「サイコーですね!!!^^」
画像にある「お箸」は事業所の方々で話しあって決められました。すばらしい工夫です。
職員どうしのコミュニケーションも生まれますね。
あなたのお家、仕事先でもきっとできることでしょう。
できるまでご支援いたします。
株式会社チームのちから
自宅でしいたけ栽培 事業責任者
たのしいたけ園 植竹 剛
干ししいたけの作り方
自宅でしいたけ栽培『たのしいたけ園』では、干ししいたけもつくっています。
業務用の乾燥機をいれるスペースはないため、「完全天日干し」です。
日中はこのように陰干しをします。直射日光は当たらないようにしています。
夕方になると干しあみを室内に移動して保管します。
気温や風通しによって干す日数は変えますが、夏場で3日、冬場で5日ほどかけています。
特長は「スライスの厚切り」です。
スライスするときは「10mm=1cm」を目安にして切っています。
3mm、5mm、7mmといろいろテストして試食しました。
味としては10mmが一番良く、干ししいたけの70%程度を占めています。
そろそろ、販売できる準備が整います。ぜひお買い求めください。
また、カイのブログ『たのしいたけ園栽培日記』では毎日美味しいしいたけ料理をご紹介しています。こちらもチェックお願いします。
株式会社チームのちから
自宅でしいたけ栽培 事業責任者
たのしいたけ園 植竹 剛
自宅でしいたけ栽培は365日お世話が必要なの?
以前Facebookページを通じてご質問をいただきました。
「自宅でしいたけ栽培に興味があります。でも気になることがあります。一旦栽培を始めてしまったら、一年中世話をしなくてはいけないのでしょうか。そうなると、旅行や行事の参加が難しくなってしまうのが怖いです。返信お待ちしてます」
その通りだなと思いました。仕事だからガマンしなきゃ!は「たのしく」ないです。なので、当社では実験を重ねています。その内容はカイ(息子)が栽培日記で書いています。ぜひこちらもご覧ください。
なかなか良い結果がでてきました。
なので昨晩、このようにお返事を書きました。
○○さま
そうですよね。ご不安なのはごもっともだと思います。自宅のしいたけ部屋「たのしいたけ園」では、4日間栽培を止めて、乾燥させた菌床からまたしいたけが生えてくるかの実験をしてみました。結果は「生えてきました!」^^ もう少し実験を進めていきますが大丈夫なケースが多いと思います。
のちほど、詳しい環境データなどをお送りいたします。ご安心いただき、ご一緒にしいたけ栽培を行って参りましょう!
このように、『たのしいたけ園』ではご質問いただいたことはすぐに実験して、より良いしいたけ栽培をご提供しています。
知的障がい、発達障がい者をお持ちの方でも十分対応できます。ぜひ一度お問い合わせください。
毎日情報を発信しています。明日もお越しください^^
株式会社チームのちから
自宅でしいたけ栽培 事業責任者
たのしいたけ園 植竹 剛
菌床を休ませる方法
収穫がおわったら、今までフル活動していた菌床に休けいをしてもらいます。
菌床やしいたけのタネにとっての休けいは、「水に漬ける」ことでなり立ちます。
自宅ではこのように「水漬け」を行っています。
①収穫した菌床を市販のBOXに入れます。
②強い浮力をおさえるため、発泡スチロールや断熱材を加工してフタとのすき間が出ないようにします。
③水を入れます。
④さらにラチェット式のロープでしっかり固定します。
⑤このように菌床が完全に水没していることを確認して完了です。
この状態で12~18時間ほど漬けておきます。
12時間漬ける目安として一日のスケジュールを立てておくと、取り出す時刻は分かりやすくなります。
朝7時に漬けたとすれば、取り出すのは夜7時から深夜1時までの間になります。
息子は、朝15分早起きをして、漬け込み作業をやるようになってくれました。
このように自宅でしいたけ栽培は「5分」「10分」「15分」の作業がほとんどで構成されています。
次回以降も他の作業をご紹介します。
株式会社チームのちから
自宅でしいたけ栽培 事業責任者
植竹 剛
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