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代表取締役 植竹剛の「植竹流げんきになる」ブログ
植竹が実際に体験・経験したドキュメントをベースに、何かのお役に立てるよう毎日書いています。
二度来店し、旨さを噛みしめた ~山田屋 東京ラーメン~
この店も高校時代、よく通わせてもらった。御茶ノ水にある「山田屋」。食べログにも、ぐるなびにも載っていない店である。
JR御茶ノ水駅で新設された中ほどの改札を出て徒歩30秒。超一等立地にも関わらずこの1枚の写真を見てほしい。
なんと、消費税を取らないのである。左上の黄色いポスターに書いてある。改めて店頭写真。
お気づきの方もいらっしゃるだろう。そう、この店は「看板」が一切ないのである。徹底的に宣伝をしない店なのである。いや、角度を変えれば「宣伝する必要がない」いやいや、「宣伝したくない」などといろいろ妄想をかき立ててくれる。そして、またまた面食らうシーンが入店直後に起こることになる。
厨房には3名、フロアに2名のおじさま、おばさま店員さん。「は~い、何にする?」「●●お願いします」「は~い、●●ね~」。実にシンプルかつ効率の良いこと。そして、機械券売機の何億倍も人間味がある。
店内はカウンター5席、2人席が3、4人席が2である。可動式のテーブルで今は見かけないが団体さんも対応できる。
そして驚くのはこの壁メニュー。いや~安い!! ご覧あれ。
定食でも700円以下がズラリ。チャーハンは580円である。広告宣伝に金を掛け過ぎているぞ!と暗に警鐘を鳴らしているように見える。
今回は、2度来店してブログを書くことに決めていた。その理由は、
① 正直、昔食べたときの味は忘れてしまっていた。
② 1回めの来店でびっくりしたことがあり、2回めでもその感動を確認したかった。
ということである。初回のメニューはこちらである。
これで670円は、ハッキリ言って「超絶お得」レベルだろう。しかしこの時、「うおッ!!」と思ったのは、最後までキープしていた「チャーシュー」だった。近年、箸に持つだけでホロホロと崩れてしまう「やわらか(過ぎ)チャーシュー」に疑問を感じていたのだ。はっきり言って「豚肉本来の味」を感じにくくなっている気がするのである。
そんな疑問を吹っ飛ばす「歯の側面がキュッと鳴るくらい『噛みしめ甲斐』のあるチャーシュー」なのである。でも固かったり、まったく脂分がないということではない。噛めば噛むほどという表現が一番合うだろう。とにかく「肉を食っている」気にさせてくれる逸品なのだ。だが、ノーマルのラーメンではチャーシューが1枚しかなかったのだ。これでは今一歩、味覚情報が足りない。
決定打は完食後に気づいたこの1枚のポスターだ。
これは、イカン。必ずチャーシュー麺を頂かなくてはならない。ということで、今日
そして、5分ほどで着丼。オーダー後すぐに麺を茹でてくれたことが分かる待ち時間である。
キターーーーーー!って表現を使いつつ、ぐっとこらえて
この画像、iPhoneXで撮影しているが、実際はもっと艶やかな色であることは言うまでもない。iPhone12miniを購入予定なのでこれからの画像はグレードアップすることだろう。
ということで儀式を済ませ、まずはチャーシュー!ではなく、スープから。ルーティンはブラさないことを流儀にしている。
ガツっとしょう油の塩味から、肉などから流れ出る油の甘味を感じるまでおよそ0.3秒。(推測値w)肌寒くなってきた今、暖かさとともに幸福感で満たされる。やはり、「しょっぱい → 甘い」の味覚変遷を味わうのは至極幸せなのであることが今日も実感できた。感謝である。
麺は先ほども書いたが、昔ながらのかん水麺である。「中華料理」という表現しかなかった30数年前にタイムスリップさせてくれる。中華麺と言えばこれなのである。
そして、そして、いざチャーシュー。1枚をひと口で放り込む。噛む、カム、かむ。50回噛んでも、まだ味がにじみ出てくる。「これだ~~~」と心の中でうなる。2回の来店で1本を書く方法で間違いはなかった。
そこからは、麺 → スープ → チャーシュー → スープ → メンマ+麺 → スープ → チャーシュー → チャーシュー。
チャーシュー2連という変則ローテを経たとき、体内でドバっとドーパミンが分泌されたことを自覚した。完飲の衝動を抑えつつ完食。
幸福感が最大に達した時、初めて周りを見渡せる余裕ができるもの。独りではなくバディ来店のサラリーマン親父が、頼んだものが来るまではピーチクパーチクだべっていたのに、初箸で「うまい」を言うこともなく、黙々と自分の世界観に浸っているのを垣間見て「ここぞ良店なり」と納得した小生であった。
ごっさまでした~~! は~い!おにいさん、また待ってるよ~~!
券売機では、このような血の通った会話はできないなぁと思いつつ、ごちそうさまでした。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
背徳の夜中ラーメン、しかも超濃厚 ~山岡家~
最近また、太り気味なので控えていたラーメン。しかし超絶食したくなりフラと入ってしまったのはこの店だ。
だって、電気が付いていたから仕方がない、どうしようもなかったのだ。という妙に小説っぽく言い訳をしている間に、しっかり入店^^
入口に入ろうとすると、一枚の垂れ幕に目を奪われた。
あぁ、これしかないよね。一択だよねー、と語尾を伸ばしてみても意思は変わらない。
入店して、まずお手洗い。手をしっかり洗う。その後にアルコール消毒。コロナ禍での常識でもある。
店内を見渡してみる。スタッフさん1名で1名の客の製造や接客を行っていた。植竹が入店した直後、5名の若者たちも入店し、一気に厨房が忙しくなる。すると、休憩していたのかもう1名のスタッフも駆け付け、私事のように安堵する。
席周りではこのような告知が。
10分ほど待って、いよいよ着丼^^
おおん?これってめっちゃ濃厚スープなのでは?!ということで、さっそく検証してみた。
おおい!やはりか!スープがレンゲからなかなか落ちないやんけ!!(心の叫び)
そこからはめくるめく濃厚大会であった。一口すする。豚骨ベースに大量の煮干しとあるが、えびの出汁もすごく効いている。たぶんえびの頭をふんだんに使っているのではないか。
麺は中細。スープがしっかり絡む。そして、濃厚さの中に一服の清涼剤として鬼おろしですられたと思われる玉ねぎが非常にうれしい。万能ねぎと一緒に食せば「コリッ、シャリッ」も味わえる。
メンマも良く煮込まれている。七味トウガラシとラー油のデフォルトも発汗を促してくれる。
スープのはねに気を付けながら、ズルズル、そしてまたズルズル。でもだんだん濃厚さに押されて、完食は難しいか・・・と頭に一瞬よぎる。しかし、うれしいアイテムによって救われた。
一回し入れてみる。
う~ん、もう一回しかな。
それでも完飲はできなかったが、割りのみを試してみた。
そば湯の働きをしてくれた割りスープに感謝した。これまた濃厚さもあり、トロっとした風味であったが味は繊細であった。
食べ終わり、満足感とともにふと時計を見る。
若い時代よく深夜食をしていたが、この歳になっては背徳感が上回る。今度はお天道様がいらっしゃる時間に来ようと固く誓うアラフィフであった。
ごちそうさまでした。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
クライエントの経営計画をつくる
クライエント先の来期経営計画を代わりに作成するという仕事が入った。本来ならば、経営コンサルタントとして「策定指導」を行うべきだが、「手本を示す」という判断をした。
これは、計画経営をすることで集権から分権へ、コロナ禍であろうとなかろうと売上や利益の分散化を見える化するために行うことの成果を実感していただきたいからだ。
戦略を立てる際、「選択と集中」という言葉を寝言に出るまで叩き込まれた植竹であったが、コロナ禍においては通用しないと改めて判断した。一つの事業だけでは経営に対するリスクが高くなりすぎていると考えたからだ。
サラリーマン時代を思い出して、2週間ほどで経営計画を完成させようとスケジュール化した。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
優しく、昔懐かしい味に出会った ~日乃屋カレー~
正直、ここまで更新が遅れたのは「良店」にめぐり合えなかったことが本音。しかし、2週間強ぶりにうれしい出会いがあった。
それは「日乃屋カレー」。その名を知ったのは約6年前。「神田カレーグランプリ」というイベントを知ったときだった。
以降、出会いのタイミングを逸しつづけしまったが、御茶ノ水でバッタリ遭遇した。即、入店である^^
店頭告知物は情報量多め。少し目のやり場に苦労するが、券売機でのおすすめ度No.1を選んでみることにした。
「いらっしゃいませ~!」元気の良い挨拶を受け、びっくりした。ご夫婦らしきお二人で切り盛りされているのだが、笑顔が素晴らしいのである。働くことに喜びを感じていらっしゃる。そのようにお見受けした。この時点ですでに味にも期待が持てる。
おぉ!なんと分かりやすい!しかも、「甘い→辛い」という贅沢な味覚リレーを一度に楽しめるというカレールウを試さずにはいられない。
券売機で購入後に見える告知物。これは次回来店時に頼むべきメニューを自然に選ばせている。リピート促進策として、なかなかニクイ演出だ。
男性客多めの来店予測で、チケット購入率はあまり高くなさそうだが「応援チケット」というネーミングは「こびている」表現とは異なる印象。割引率がハンパないからだ。
まず、①カレーライス1杯無料券。そして②500円券1枚で定価650円クラスのカレーが食べられる、③45店舗で使えるという3段構え。650円無料+150円×6杯分の割引となり、最大割引価格は1,550円にもなる。3,000円分を買うと、最大4,550円の物を食べられるという超太っ腹企画である。
でも、これまたニクイ演出も含まれている。例えば、こちらはカツカレーは880円なのだが、500円券2枚では120円の余りが出る。現金精算はできないので、ほぼ必然的にトッピング追加ということになり、顧客は新しい味を体験することになる。ここでもしっかりリピート策。うまい。この企画をしているのは・・・
分厚いスタンプラリーブック。各店から結構なる協賛を得ての活動であろう。よく考えられていて、企画力・運営力に脱帽である。「神保町はカレーの街」とここ数年言われるようになったのも、立役者として事務局機能が大きな影響を占めているはずだ。
そんなことを職業病のように考えている最中に、着丼。ものの2分くらいの速さだ。
無料でライス大盛りになるのもうれしい。サラリーマン風男性のほとんどが大盛りをオーダーしていた。30代男性がメイン世代のようだ。
さぁさぁ、「最初甘くて、後に辛い」を堪能しようではないか!!という気持ちをググっとこらえて、食卓に目を向けた。
さぁさぁさぁ!!!ともう我慢できず、ササっとスプーンをカレールウと米の下に滑り込ませた。
お!おーぅ!! 甘い! そしてスパイシー!! 思わず擬音が多くなるが、心の叫びとしてお許し願いたい。HPにも書いてあるように「日本のカレー」「昔食べた、昭和の味」が正に表現されている。
旨いと同時に、「懐かしい」味に再開できた気持ちになった。平成生まれの方々が30代になっている今であり、昭和の味を再現してくれているお店はトント少なくなった。
忘れてはならないアイテムであるカツは、分厚過ぎず、ペラ過ぎず絶妙で、衣もしっかりサクサク感がある。
そしてあっと言う間に完食。思い出とともに、ごちそうさまでした。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
凛とした店 ~神田 勝本~
しゅっと背中がまっすぐになる、そんな店に行ってきた。そこは、「神田 勝本」である。御茶ノ水で朝一商談を終えたあと、体力不足を補おうと徒歩で移動する。といっても数百メートル程度だが。
コロナ対策で例によって11時開店に合わせて、10:40頃に店舗着。先頭に並ぶ。開店時刻11時にきっちり開き、そのころは10名ほどの並びに。
女将さんがのれんと看板を出し、「たいへんお待たせいたしました~」と声を掛けてもらう。入口入ってすぐの券売機で食券を購入。「いらっしゃいませ!!」と鮨やの板さんを彷彿とさせるいでたちで4名の男性がお出迎え。
L型カウンター席のみで13席。一番奥に通される。
えっ!?つけ麺やさんでこのおしぼり?
せいぜい紙おしぼりぐらいで、ないのも普通なのにこれはすごい。
この素材パンフに感動する。
潔さとシンプルさを追求しているように感じられる。植竹的に、こういう店はつぶれにくい。そして、驚いたのは店舗の清潔感が半端ない。飲食店特有の異臭が一切ない。特に注目すべきは「厨房の床が一切濡れていない」のだ。ドライキッチン。徹底した衛生管理をしていることだろう。
約10分して着丼。開店初客なのに10分待つということは、作り置きの麺茹でをしていないのだろう。これも高感度アップ。
合盛りで2種類の麺が入っている。これはたのしい。最初は麺だけいただく。細麺でもしっかりコシがありつつ、小麦の香りがほのかにする。つけ麺=太麺の概念を打ち砕かれた。太麺はこれぞ!というレベルのどっしり感。後味に甘味を感じるのは、良い塩の効果だろう。
いよいよ、麺をつけ汁にダイブさせ、一気にすする。おーーーーー!!!キリっとしたしょう油味の前にゆずの香りがふわっと広がる。美人さんとすれ違った時に、なんとも言えない良い香りがするような出会いだ。後から魚介の風味が鼻を抜けていく。秀逸。
チャーシュー、卵はいわずもがな。とにかく、勝本の素材すべてが繊細に出来上がっている。空腹に任せて、どんどんパクパク食べるのは罪悪感すら覚える。もっと味わえとつけ麺に言われている気がした。
細麺をクリアし、太麺へ。まったく伸びていない。麺を付けていくと、少しずつつけ汁が薄まっていき、割りスープをいただくのを忘れ完飲してしまった。うっかりミスだ。
次回は特製清湯(しょうゆ)そばをいただくことにした。この店はできる。将来性がふんだんにあふれていた。
株式会社チームのちから
代表取締役 植竹 剛
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